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2012年5月

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2012年2月

2012年2月27日 (月)

天井の星

沢山の祝福を受けて「43歳」になった!
頂戴したメッセージの全てが
私にとっては大切な物だ!
全てのメッセージに対して
お礼の言いようもないほど感謝している!

最近よく『ひろぐ』に登場する
「吉本新喜劇」座員の
「ロボコン山本」こと「山本奈臣実(やまもと・なおみ)」ちゃんから
天井に星を映し出すおもちゃをもらった!
それは他ではあまり見た事のない物で
映画『スター・ウォーズ』に登場する
3本足の小さな「ロボット」
「R2-D2」の形をしている!
頭の上に投影機が組み込まれており
その投影機が天井に星座を映し出してくれるのだそうだ!
(しかもその星座の中には悪の要塞「デス・スター」もあると言う!)
自宅に持ち帰り開封し
書斎「LEVEL 4」でさっそく実験してみようと思った!
「ここの天井は白いから
 さぞや星がきれいに映るだろうて!」
と天井を見上げた!

そしてそのまま黙ってしまった・・・

前回の『ひろぐ』のコメント欄に
実姉「かおちゃん」からのメッセージがあった!
「ひろひとの姉」という名義で投稿された物がそれだ!
それが他人による偽装などではない事は私には明らかだ!
なぜなら幼い頃に私と同じ家に住んでいた人しか
決して知り得ない事実が書かれているからだ!

それは小学校4年生頃だったと思う!
私はお小遣いが少したまるたびに
「山形」にある大好きな「プラモデル店」
「シバタモデル」に通っては
何度も同じ物を買っては大切に保存していた!
それは小さな小さな瓶に入った夜光塗料だった!
それ一瓶の値段で「プラモデル」が一つ買えるほどだったので
当時の私にはなかなか高価な物だったと記憶する!
全部で10瓶ほどたまった頃に
私はある行動に出た!
自分の部屋の天井いっぱいに
夜光塗料で無数の星を書いたのだ!
自分の部屋とは言っても
父である通称「ごんぼちゃん」と共有する二階の和室で
読書好きな「ごんぼちゃん」の難しい書物や
きじや「きつつき」の剥製などが置かれた
まるで子供部屋ではない部屋だった!
壁や棚が「ごんぼちゃん」の物でいっぱいならば
せめて天井を自分の物にしようと考えたのだろう!
そして天井に夜光塗料で沢山の星を描いたら
さぞや面白い事になるだろう
と思ったのだろう!

それは簡単な作業ではなかった!
脚立などなかったので
くるくる廻る不安定な勉強椅子に立ち
子供ながらに何度も自分の首をマッサージしながら
かなりの難作業に挑んだと記憶する!
当時は22時ぐらいには寝なければいけなったのだが
家族におやすみを言ってからも
なるべく音を立てないように作業を続け
深夜2時か3時ぐらいまで星を描き続けた!

大きな星!
小さな星!
周囲に輪を持った惑星!
滅びゆく惑星に生まれたばかりの惑星!
高価な夜光塗料をありったけ使って
私は天井を星で埋めた!
やがて完成を迎え
私は部屋の蛍光灯を消した!

夢のようだった!
勉強道具も教科書も
「ごんぼちゃん」の農業関係の難しい本も
きじも「きつつき」も何も見えなくなり
ただ宇宙が広がった!
布団に寝転がってみると
夜空を見上げているのではなく
宇宙に浮いている気分になった!
光を蓄えて発光する塗料だったので
やがてそれらの星はゆっくりゆっくり消えていった!
なのでまたしばらく蛍光灯をつけ
そして消した!
星が消えていけば何度も何度も蛍光灯をつけて
また消した!
そうするうちに私は
星の中で眠りについたようだった!

翌日の晩!
私はその天井の星を家族に披露した!
みんな大きな声を出して喜んでくれた!

しかし!
コメント欄に書かれた「かおちゃん」の言葉には間違いがある!

蛍光灯をつけても
天井には白い塗料が沢山見えてしまっていた!
それはあたかも天井に大量のカビが生えたかのようにも見えた!
部屋を共有する家主の「ごんぼちゃん」は
それを見て猛烈に怒った!
そこは建てて間もない家族念願のマイホームだったのだ!
私にとっては素晴らしい発案だったのだが
「ごんぼちゃん」にとっては損害としか思えなかったようだ!

「今すぐ消せ!」

天井いっぱいの星を消す作業は
それはそれは大変だった!
描く時以上の難作業だった!
なにしろ涙が止まらなかったので
どこに星があるのか見る事もできなかったのだ!
何度も何度も蛍光灯を消して
消し忘れた星がないかをチェックした!
消すほどに自分の宇宙を失う悲しみに襲われた!
いっぱいいっぱい泣きながら
また夜中までかけて
私は自分の宇宙を全て消し去った!
部屋はまた
アイヌの木彫りや麻雀大会のトロフィーなどで飾られた
退屈な和室に戻って行った!

数ヶ月後の事である!
「ママ」が私にお金を渡した!
それはすいぶんな金額だった!
なんでも「おばあちゃん」が私にくれたお金だと言う!
なにゆえ「おばあちゃん」がこれほどの大金を
突然私にくれるのかと問うと
「ママ」は私にこう言った!

「おばあちゃんのおうちを改築するのは知ってるでしょう?
 おばあちゃんがね!
 このお金で買えるだけ夜光塗料を買って
 なくなっちゃうおうちのお部屋を
 星でいっぱいにしなさいって!」

私による”二晩限りの星空”の話は
親戚中に知れ渡っていたようだった!
私は「シバタモデル」に走り
自分のお小遣いだけでは決して買えない量の夜光塗料を購入し
「おばあちゃん」の家に向かった!
親切にも既に脚立が用意されており
私は誰とも話す事なく
長い長い時間をかけて
天井を星で埋め尽くした!
「ママ」や「おばあちゃん」は

「壁にも描いていいんだよ!」

と言ってくれた!
私は夢中になって星を描き続けた!
ティッシュペーパーに塗料をしみ込ませて
糸で天井から吊ってみたりもした!
天井から丸めたティッシュを沢山吊るした
おかしな部屋になっていったが
誰も文句は言わずに休憩のお菓子などを用意してくれた!

やがて暗くなり
みんなでその部屋に集まり
私は蛍光灯を消した!

そこにいたみんなが一瞬にして星に包まれた!
それはそれは素晴らしい景色だった!
触れる事ができるぶん
本物の星空よりも素敵な世界だった!
吊るしたティッシュに誰かがぶつかると
流星が揺れ動くように見えた!
みんなからの拍手を受けて
多分私は
星の中でまた泣いていたと思う!
だからゆっくりと星が消えても
まだ私は蛍光灯をつけなかったのだと思う!

そしてそんな星の家も
数日後には取り壊されていった!
やがて私は
大人になって行った!

大人になった私は
数年前にマンションを購入した!
そこにある書斎に「LEVEL 4」と名付けた!
その部屋だけは全てに関して私の自由にしてもいい!
「カミさん」の言う事はたいがい”はい”と言って従う私だが
書斎に関してだけは
「カミさん」の意見を聞き入れない!
そんな意味で
科学研究所などに使われる入室危険度レベルを引用し
「LEVEL 4」と呼んでいるのだ!

「山本奈臣実」ちゃんからもらった「R2-D2」を抱え
私は書斎「LEVEL 4」の天井を見つめていた!
そこには既にうっすらと星が描かれていた!
そうだ!
私は書斎「LEVEL 4」の天井壁紙を
特別な物にしていたのだった!
「そんなのは変だからおやめなさい!」
と内装業者に注意を促されながらも
絶対に譲らなかった天井の壁紙!
それはブラックライトを灯せば発光する
満天の星空だった!
なのに結局ブラックライトを購入せず
今まで輝かさずにきてしまったのだ!
全ては幼少の頃に天井に描いた
あの星空を思っての事だった!
誰からも”消せ”と言われず
誰も取り壊したりしない
そんな永遠の星を求めて私は書斎「LEVEL 4」の天井を飾ったのだ!
すっかり忘れてしまっていたが
私はいつだって
自分だけの星空の下にいたのだ!

「こっちはずっと君を見ていたのに
 君はちっともこちらを見てくれなかったね!」

天井の星が私にそんな風に語りかけている気がする!
近いうちにブラックライトを買いに行こう!

私をずっと見てくれていた人達を
私もしっかり見ていたい!
書斎「LEVEL 4」で天井を見上げるたびに
私の誕生日を祝福してくれた全ての人達を
心から想う事でしょう!
皆さん本当にありがとうございました!
後藤ひろひとはいっぱい幸せに「43歳」になりましたよ!

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2012年2月23日 (木)

驚異の格闘新団体NFC選手名鑑

関西の舞台俳優「魚水幸之助(うおみず・こうのすけ)」
通称「ボム」が
2週間ほど前に
いずれ来る誕生日プレゼントにと
面白い物をくれた!
それは「総合格闘技」で使用される
「オープンフィンガーグローブ」
という物だった!
「総合格闘技」では殴る事も掴む事も認められている!
なので「オープンフィンガーグローブ」というのは
そのどちらをも可能なように
指を一本一本分けた仕様のグローブである!

普段テレビの格闘技中継で見慣れた物ではあるのだが
実際に触るのは初めてだ!
「作家」な私なのだが
書斎「LEVEL 4」で一人でこっそり装着してみると
なんだか強くなった気がした!
普段は絶対に聴かないヘビメタなどが聴きたくなった!
よくは知らないが「レッチリ」とか聴きたくなった!
そして意味もなくストレッチなどを始めてしまった!
かぶったら不思議な力を生む「マスク」
まとったら超人に変身するスーツなど
古来より装飾具が人を変えるテーマの創作物は多い!
この「オープンフィンガーグローブ」にもまた
そうした不思議な力が備わっているようだ!
なんだか面白そうなので
私はそれを「王立新喜劇」の稽古場に持ち込む事にした!

それでは!
そんな不思議な「オープンフィンガーグローブ」が生み出した
様々な「総合格闘技」選手をご紹介しよう!
団体名は「吉本興業」のお笑い学校
「NSC(ニュー・スター・クリエイション)」にあやかり
「NFC(ニュー・ファイター・クリエイション)」だ!
弱い順に並べてみた!

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選手名:プリンス西川
ニックネーム:箕面の王子様
得意技:小さくこつこつ
特徴:NFC最弱のファイター。
   内面があまりに素直なため相手の裏をかく事ができない。
   「まっすぐ家に帰りなさい」と先生に言われたのに
   同級生達がカレーを食べに行こうとした事が許せず
   止めようとしたが失敗。
   家に電話をかけて
   「パパ!みんなを止められへんかった!俺はだめな奴や!」
   と号泣しそれを聞いたパパも共に号泣したという過去を持つ。



Dvc00021

選手名:ですか安尾
ニックネーム:炎の疑問文
得意技:首決め腕卍からの質問
特徴:寝技立ち技いずれの態勢からも質問ができる。
   彼を街で見かけたファンが彼の技にあやかり
   「ひょっとして安尾さんです・・・か?」
   と言って来る事がしばしばあるが
   それは普通の疑問文なのでやめて欲しがっている。



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選手名:ロボコン山本
ニックネーム:松屋町のマイティ・モー
得意技:上に乗る
特徴:NFC女子無差別級チャンピオン。
   浜崎あゆみの物真似によるマイク・パフォーマンスで人気を博す。
   丸刈りにしていた時期があり
   男性と間違われる事が多かったが
   その際には「まさる」と名乗り男性としてふるまっていた。


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選手名:フライングキャット池乃
ニックネーム:小戦士
得意技:ひっかき
特徴:NFCの創始者であり現会長を務める伝説のファイター。
   「間寛平」との死闘は戦後最大の決戦と呼ばれ
   毎週土曜の昼間となると関西中を熱狂させた。
   「岡村隆史」「すっちー」といった
   小型選手を大事にする。

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選手名:ウッチ・マン
ニックネーム:伯爵
得意技:ジークンドー
特徴:現NFCチャンピオン。
   様々な格闘技とサッカーに精通する。
   飲み屋でうたた寝をして目の前に置かれたワイングラスを
   額で割った事がある事から
   ”危険な水飲み鳥”という異名も持つ。
   これ以上飲んではいけないところまで酒を飲むと
   くしゃみが止まらなくなる。

いかがだろう?
興奮を感じていただけただろうか?
この格闘技団体が全力を尽くして挑む喜劇
『ホテルからほり303』
に是非ともご期待いただきたい!

そんなわけで
本日は私が毎年作る「エイジ・ユニフォーム」着納めの日!
「ドイツ・ナショナル・チーム」の「背番号42」な「ユニフォーム」
「チェルシー」の「背番号42」と共に
これにて完全封印である!
最後にみんなと記念写真を撮っていただいた!
次の「エイジ・ユニフォーム」にも期待して下さい!

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では!
お約束通り
普段は閉鎖している「コメント欄」
本日から3日間だけ開放します!
43歳となった私に何か伝えたいことがあれば
いっぱい書き込んで下さいな!

後藤ひろひと43歳!
頭の中はまだまだ楽しい事でいっぱいである!

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2012年2月22日 (水)

その名前は魔法の呪文

なぜ今私が「大場久美子」様と一緒にいるのか?
とにかく不思議に感じてしまう!
そもそも私なりの物ではあるが
「よしもと新喜劇」を作・演出している時点で不思議だ!
「山形」に生まれ育った子供時代から
今日までを線で結んでみると
それは決して直線ではない!
ぐにゃりぐにゃりの連続でしかつながりようがない!
なんならその線は一本ではなく数本の物になるのかもしれない!
とにかくその名を唱えるのもおこがましいと思っていた
「大場久美子」様と
毎日会うのが今の私の仕事なのだ!

第4回「王立新喜劇」
『ホテルからほり303』
第2話となる脚本は
『宇宙のパワーで大きくなあれ!』
というタイトルで執筆した!
「大きくなあれ」
と言うのだから
何か小さな生き物でも登場するのだろう!
基本的に期待を裏切ってはいけない「よしもと新喜劇」なので
小さな生き物とはお察しの通りの人に違いない!

なにしろこの作品のゲストとして出演してくれるのが
「大場久美子」様である!
彼女に出演してもらう事で
私は家族から何通もの祝福メールを頂戴した!
実姉「かおちゃん」などは今回の事に関して
「ひろちゃんにとっての1つのゴール」
とまで表現していた!
そして私はそれを否定しなかった!
「かおちゃん」の言葉によると
小学校低学年の頃の私は
「やーい大場久美子ー!」
と言われるとすぐに泣いたそうである!
もちろんそれは
他人の名前で呼ばれた事への悔しさなどではない!
その涙の真実の理由は
幼き純真な少年がひた隠しにしていた憧れの女性を
軽々しく暴露された事への悔しさだったのだろう!
「大場久美子」様の名前は
当時の私にとってそれほど神聖なものであり
唱えるだけで少年の心の中のガラス瓶を粉々にしてしまう
危険な魔法の言葉だったのだ!

「私ね!
 歌は歌いたくありません!」

「打ち合わせ」で初めてお会いした際
彼女は私にそう念を押した!
もったいない話だ!
本来の音階にとらわれない
彼女独自の旋律による特殊な歌唱法は
私の心を撃ち抜いた一つの要因でもあると言うのに!

「私ね!
 あるオーディションで歌が上手に歌えなくて
 すっごく悔しい顔をしたんです!
 そしたらね!
 ”その顔だ!”って言われて!
 それで『コメットさん』になったんですよ!」

ほら見ろ!
やっぱり歌は彼女の魅力の一つではないか!
しかしながら
今回の「王立新喜劇」に出演してくれるもう一人のゲストは
なにしろ「マツ」だ!
”黒いジュークボックス”こと「松崎しげる」氏だ!
歌は「マツ」に任せるのが当然の賢策と言えよう!

そんなわけで私は
「大場久美子」様には一切歌わせない脚本を執筆した!
そのかわり周囲の者が彼女の歌を歌ったりする脚本にした!
そんな脚本を稽古場にてみんなで大笑いしながら読み終えると
「大場久美子」様は笑顔でおっしゃった!

「あたしも歌いたかったー!」

なんだそれは!
話が違うじゃないか!

しかしそれは恐らく
脚本の世界を楽しんでくれたからこその彼女の発言だった!
”やってみたら楽しくなっちゃったの!”
という彼女のかわいらしい心が
私のハートをきゅるんと鳴らしたのである!

そんなこんなで昨日は
「大場久美子」様と過ごす二度目の稽古日だった!
私にはかねてから
どうしても彼女に見せたい物があった!
私はそれを袋に詰めて稽古場に出かけた!

「ちょっと見て欲しい物があるんですがいいですか?」

私の真剣な顔を見て
「大場久美子」様も真剣な様子で近寄ってくれた!

「なんでしょうか?」

不安そうな「大場久美子」様に対して私は言った!

「世の中にはね!
 こんなひどい事をする人間がいるんですよ!」

私が袋から取り出したのは
『石野真子30周年記念BOX MAKO PACK』だった!
そう!
敬意を表して自腹で2万円出して購入し
丁重にサインをお願いしたにも関わらず
実は私が「大場久美子」様の大ファンである事がどこかでばれたために
「大場久美子」という名でサインされた
あの「石野真子」嬢による世にも稀な逸品である!
『ひろぐ』ではすっかりおなじみとなった
「”石野真子”嬢による”大場久美子”様のサイン」
である!

これを見た「大場久美子」様が
どういう反応を見せてくれるか注目していると
案の定大笑いしてくれた!

「これ私のブログにも載せていいですかー?」

と言って写真も撮ってくれた!
そんな写真は「大場久美子」様のブログ
『くみろぐ』(本当はそんなタイトルではない!)
にてご覧下さい!

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はてさて!
私は同時に
先日「浅草」の「マルベル堂」で購入した
なんともかわいらしい『コメットさん』のブロマイドも
同時に持参していた!
こうなったらそのブロマイドには
是非とも「石野真子」とサインしていただきたい!
そうしなければ私の中の心のバランスが取れないではないか!
私はその由を告げてなんとかバランス・キープをお願いした!
しかし!

「えー!
 できませんそんな事ー!」

いくら頼んでも
笑顔を見せながら拒否なさる「大場久美子」様!
そんな事をしたら「石野真子」嬢に失礼だとおっしゃるのだ!
いやいや!
今ここに!
現にここに!
まさにあなたに対してそれをした物があると言うのに!
それでもだめですか?

「ごめんなさーい!
 絶対にできませーん!」

いい!
どうしてもできないのならばそれでいい!
私の心はかえってきゅるりと鳴った!
なんと謙虚でなんと優しい「大場久美子」様なのだろう!
いいです!
もうこんなおかしなお願いは二度としません!
ではそのかわりに
あなたの本物のサインを下さい!

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作・演出家が出演俳優からサインをもらう事など
滅多にある事ではない!
世間の作・演出家はまずそれをしない!
恐らくそれが仕事上のルールなのだろう!
”自分の方が立場が上だ”
という事を示したくてそうするのだろう!
しかし私はそんな無意味な”立場の取り合い”を
職場に持ち込みたいとは決して思わない!
誰が一番偉いのかを稽古場で見せる事に
労力を費やす作・演出家は
お客さんを楽しませるために使うべき労力を
確実にすり減らしている!
私は自分が稽古場でいっぱい幸せな想いをすればするほど
お客さんを喜ばせようとする力が増えると考えているのだ!
それが私による「パーティ」の作り方なのだ!

ありがとう『コメットさん』!
この優しさにあふれたサインは
一生大切にしますからね!
ん?
けどこれは何と書いてあるのだ?
「大王」のあとは「ちゃん」か?

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といった事をひろいでいたら
稽古場のドアがノックされ
入って来たのはなんと!
呼んでもいない怪人「石丸謙二郎」だった!
なんでも「京都」でドラマの撮影中だったらしく
どこからか「王立新喜劇」稽古の情報を入手し
見事稽古場まで突き止めての登場だったようだ!
誰から稽古場の場所を聞いた?
と問うと

「あれだよ!
 あいつほら!
 火を吹くやつ!」

といった珍答しか得られない!

「火を吹くやつがいたじゃん!
 あいつにさっき偶然会ってさ!」

いくら聞いても”火吹き”以上のヒントは得られなかった!
誰もがみな
そんなやつはいない!
と応えただけだった!

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考えてみれば「謙ちゃん」こと「石丸謙二郎」は
「からほり商店街」のアパート
「コーポからほり303」に初めて尋ねて来た有名芸能人だ!
(実際にはそれより先に「伊原剛志」氏が尋ねている設定だが
 本人は未出演!)
舞台を「ハワイ」に移しての今回の作品を眺めながらも
「いいねぇ!
 懐かしいねぇ!」
と終始稽古を楽しんでいた!

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そこから「ウッチ・マン先生」こと「内場勝則」伯爵!
「大場久美子」様!
「謙ちゃん」!
稽古場代役の「山本”やわらかいロボコン”奈臣実」ちゃんらと飲みに出かけ
散々騒いだ次第にございました!

そしてやがて「謙ちゃん」が「火吹き」と呼んでいたのが
「ランディーズ」「たーちん」こと
「中川貴志」君だと判明した!
はいはい!
確かに若い頃は火を吹いていた!
ついでに水も吹いていた!

さーて!
「やわらかいロボコン」から教えられて驚いた!
私はまたしてもすっかり自分のお誕生日を忘れていた!
明日がそうなのだった!
明日0時に更新する『ひろぐ』は
毎年の行事として普段は閉鎖している「コメント欄」を開放します!
「43歳」となる私に
なんでもメッセージを書き込んで下さいな!
いっぱい楽しみにしております!

2012年2月21日 (火)

マツが稽古にやって来た!

例えば4年前に一度だけお会いした事のある
俳優の「水谷豊」さんは
色白でもの静かで
シャイでひっそりとしていて
私のような者と話す時にも
その言葉使いがあまりにも丁寧な紳士だった!
音楽や絵画や料理の話をしながら相手の心の裏側を覗く
「杉下右京」刑事とは完全に別人だった!
おかしなアクセントで話す熱血教師「北野広大」でもなければ
ポケットに手を突っ込んで肩を揺らしながら
やたらと”兄貴”を呼ぶチンピラ「あきら」でもなかった!
なので当然アメリカ人の奥さん”ミッキー”に
「なんちゅっセイ?」
と尋ねるあわてんぼう刑事「早野武」でもなかった!
本当にこの人があれら全てのキャラクターを演じた人なのか?
と疑いを持ちたくなるような
そんな名優「水谷豊」さんだった!

「よーろしくお願いしまーす!」

とんでもない大声で「王立新喜劇」の稽古場に現れた
「松崎しげる」氏は
全てにおいて「水谷豊」さんとは正反対にいる!
その挨拶の声はどう聴いても
スーパー・シャウター「シゲルマツザキ」であり
話し声はどう聴いても左腕にサイコガンを持つ宇宙海賊「コブラ」だ!
そのいい加減さはどう見ても『クイズダービー』の自称「クイズの帝王」だし
その豪快なふるまいはどう接しようとも噂の刑事「マツ」なのだ!
ついでに言えば色分けにおいても
「水谷豊」さんとは正反対のカラーチャートに位置している!
例え優秀な弁護団が法廷で”別人です!”と唱えようとも
決して揺るがない極めて高い”本人度”を持った人物!
それが「松崎しげる」氏なのである!

数日後に「なんばグランド花月」で上演される私の新作
『ホテルからほり303』
3話のオムニバス構成で上演される
その第3話『マツと過ごそう結婚記念日』は
たいそう楽しく書かせていただいた!
嘘が嘘を生み
勘違いが勘違いを誘う
実に複雑な脚本が毎回おなじみとなっているのだが
「松崎しげる」氏というキャラクターが
あまりにもはっきりしているため
執筆する上での楽しみはこの上ないものとなった!
普段演劇作品を執筆する際には
”この俳優をどう生かそう?”
とか
”どう書けばこのキャラクターをもっと印象付けられるだろう?”
といった点に気を配りながら私は執筆する!
しかしながらここにいてくれるのは
最強の”本人度”を持つ「松崎しげる」氏!
いつもの気配りは完全に無用となる!
その上でそんな隠しようのない「松崎しげる」氏を
「ホノルル」に建つ「ホテルからほり」から
隠さなければいけない脚本なのだ!
ほぼ「ミッション・インポッシブル」とも言えるその挑戦は
執筆中の私をおおいにひろがせた!

かくして完成した脚本で稽古は開始された!
聞けばなんと
御歳62歳になられる「松崎しげる」氏!
たいていの仕事現場では最年長となってしまう事が多いようだが
「王立新喜劇」には”ミクロの巨人”「池乃めだか」氏もいれば
”琵琶湖の怪魚”「末成由美」ねぇもいる!

「うーれしいねー!
 職場に兄貴と姉貴ができちゃったよー!」

がちがちの「体育会系」で育った「松崎しげる」氏は
後輩の扱いも上手ならば
先輩への甘え方も上手な人だ!
そのため稽古場は
一気に「まつざきしげるいろ」に染まっていった!
(番組『トリビアの泉』でそういう名前の絵の具が作られ
 サクラクレパス社から実際に発売されている!)

「アローハー!」

登場シーンの稽古では
いきなりな大声でハワイアンな挨拶を投げつける「松崎しげる」氏!
私はそんな台詞は書いていない!

「あのう松崎さん!
 ”内場さん”とはもう既にどこかで出会って
 それから一緒にこの部屋に入って来ているわけですから
 特にその挨拶はいらないと思いますよ!」

「いやいやけどほら!
 やっぱりハワイだしね!」

とんでもなく問答無用な「マツ」である!
かと思えばその直後には
正面を眺めながら気持ち良さそうにアドリブを語る!

「うわぁいいねぇ砂浜の先にダイヤモンドヘッド!
 ハワイだねぇ!」

「あのう松崎さん!
 実際のセットでは背後に窓がありまして
 その窓からダイヤモンドヘッドが見えてますから!」

「いいのいいのどっから見えても!」

いいわけがない!
どういう立地で休火山ダイヤモンドヘッドに
前後を挟まれるホテルがあると言うのか!
どこまで「マツ」なのだろうこの人は?
答えは出ている!
どこまでもどこまでも「マツ」なのだ!

「後藤ちゃん!
 ここで何か歌うって書いてあるけどさぁ!
 何歌ったらいいのかなぁ?」

「私は決めません!
 みんなに聞いてみて下さい!」

そんな楽しみはしっかり台本で用意するのが私の流儀である!
『黄色い麦わら帽子』!
『俺たちの朝』!
『ワンダフルモーメント』!
稽古場ではあたかも流しの歌手に対するように
キャスト達によるリクエストが飛び交う!
「松崎しげる」氏はそんなリクエストに全て応えて
一緒になって楽しんでくれる!
しかも決して手を抜かずに歌ってくれるものだから
思わず打った拍手が稽古場全体を包む!
何をリクエストしても本気で歌ってくれるのだが
最大の名曲『愛のメモリー』だけは
誰もリクエストはしない!
なぜならその歌は私が脚本で書いた場所でしか
歌ってはいけないからだ!

「ウッチ・マン先生」こと「内場勝則」伯爵!
「末成由美」ねぇ!
「ちゅうじ」こと「西川忠志」君!
稽古場代役で参加してくれた
「やわらかいロボコン」こと「山本奈臣実(やまもと・なおみ)」ちゃん!
そして私と「松崎しげる」氏といったメンバーで
稽古後に飲みにでかけた!

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猛烈なペースで飲み始めて
短時間でかなりの具合になってしまった「松崎しげる」氏は
どうやら「ちゅうじ」がお気に召したようだった!
関わると厄介なので私は隣に座りながらも
しばらく二人を放置した!
案の定「ちゅうじ」に対する「マツ」の暴走が始まった!
それは以前私も受けた
実に複雑な愛情表現だった!

ゴッ!
ゴッ!
ゴッ!
ゴッ!
ゴッ!

「ちゅうじ」の頭を両手で掴んでの
長い長い「頭突き」連打が続いた!

「もうねー!
 君のねー!
 お父さんにはねー!
 あのねー!」

ゴッ!
ゴッ!
ゴッ!
ゴッ!
ゴッ!

会話にすらなっていなかった!
何か片言の短い日本語と「頭突き」のループだった!

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かくして「松崎しげる」氏との稽古期間は終了し
”黒い熱風”は一時的に「大阪」から去った!
すると続いては入れ替わりに
”すがすがしいそよ風”が稽古場に吹き込んで来る!
遂にあの「大場久美子」様がいらっしゃるのだ!

稽古最終日に「松崎しげる」氏から頂戴した
2枚組の最新ベストアルバム
『Old & New』
それはそれは素晴らしい物だった!
最近私の書斎「LEVEL 4」では
新録音盤の『黄色い麦わら帽子』が
よく鳴り響いている!

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2012年2月19日 (日)

みんなにHolaと挨拶!

天気のいい日にはご機嫌になって
出会う相手に
「オラー!」
と挨拶するのだが
された相手が
「なんだ?」
と聞いて来る事がある!
「おらぁ何だ?
 悟空か何かか?」
と続きを求められる!
続きなどあるものか!
いくらご機嫌だからと言って
いきなり「スペイン語」で挨拶はしない方がよさそうだ!

そんなわけで久しぶりに『ひろぐ』を記す今日の「大阪」は快晴!
なので私からの挨拶は
Hola!(オラー!)

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『ひろぐ』を書く事を面倒に思う事は決してない!
どこにもお金が発生する事はなく
誰からの干渉も依頼も受けない『ひろぐ』は
私にとっての自由帳だ!
なので私がぱったりと『ひろぐ』を書かなくなった時は
”『ひろぐ』を書くよりも楽しい事にいそしんでいる”
と考えてもらって間違いない!

1週間前に「王立新喜劇」の稽古が始まった!
年に一度だけ「よしもと新喜劇」で自由に遊ぶ事を奨励される
そんな素敵な時間が開始された!
つまり『ひろぐ』をちょいとストップさせていた間
私は「王立新喜劇」をひろいでいたわけである!

毎回30分ほどの短編シリーズを3本上演する「王立新喜劇」!
まず私は今回1本目に上演を予定する
『ホテルからほり303』
という作品を執筆した!
今回のイベントタイトルと同名の短編である!
「からほり商店街」から飛び出した主人公達が
なにゆえ「ハワイ」にやって来たのか?
宿泊する「ワイキキ」の「ホテルからほり」には
いかなる混乱が待ち受けているのか?
そんなこんなを綴ってはひろいだ!

そのためこの作品にゲストはいない!
純粋な「よしもと新喜劇」の俳優だけで構成されている!
ではさっそくその稽古を開始しましょう!

これまで過去3回上演して来たメンバーから
「山田花子」ちゃんと「すっちー」が減った!
二人は「からほり商店街」でお留守番だ!
(すっちーは過去2回のみの出演!)
そのかわりに「ハワイ」のホテルで待ち受けているのは
「たまちゃん」こと「島田珠代(しまだ・たまよ)」ちゃんと
「ちゅうじ」こと「西川忠志(にしかわ・ただし)」君だ!

実は私はこの二人とはこれまで全く面識が無かった!
しかし常々「よしもと新喜劇」のテレビ中継を見ていると
どうしても一緒に遊びたいと思わせてくれる
そんな二人だった!
奇怪な動きと表情で暴れまくる「たまちゃん」が
スラップスティックを基本とする「王立新喜劇」に向いている事は
言うまでもない!
「王立新喜劇」の美術打ち合わせにおいて
「上手(かみて)の壁を補強して下さい!」
と依頼できる事はたいそう光栄である!

「ちゅうじ」という人選に関しては
実を言うと周囲から何度か首をかしげられた!
「ちゅうじ」と言えばお父さんはかの「西川きよし」さんだ!
しかし「ちゅうじ」自身はそもそも「コメディアン」ではなく
「俳優」である!
3年前に「吉本興業」に移籍し
それからは「よしもと新喜劇」の座員として活躍している!
そのため特にお決まりのギャグがあるわけでもなく
常々のテレビ中継を見ていても
信じられないほどあほあほな登場人物達の中で
一人だけ思い切り真剣な演技を見せている!
そこだ!
それこそが私が「ちゅうじ」を「王立新喜劇」に招いた所以だ!

優れた「コメディ」とは
登場人物達が真剣に生きている作品である!
変な人vs変な人
で生まれる笑いなどほんの一瞬の物に過ぎない!
登場人物全てに何らかの目的や譲れない人生観があればこそ
そこに利害や人間関係のもつれが生じ
その結果として質の高い「コメディ」が生まれて来るのだ
と私は信じている!
だからこそ「コメディアン」は
全ての演技に長けていなければいけない!
笑わせる事しかできない者は「コメディアン」ではなく
「おもしろい俳優」だ!
そう考えると私は
「ちゅうじ」のポジションにとても興味がある!
”世界で最も特殊な演劇”と言われるあの「よしもと新喜劇」において
どんな役にでも真剣に「俳優」として挑む「ちゅうじ」は
実は「コメディアン」としての大きな可能性を秘めていると
私は考えているのだ!

なにやら「ちゅうじ」に対しては
とても上から目線な事を申しているが
何を隠そう私と「ちゅうじ」は同い年である!
高校では「転球劇場」の「たかりん」こと「高木稟(たかぎ・りん)」と!
大学では「きゃな」こと「入絵加奈子(いりえ・かなこ)」ちゃんと
同窓だったという「ちゅうじ」!
うん!
確かに「たかりん」も「きゃな」も私の同い年なので
その情報に間違いはなさそうだ!

そんな二人を迎えての1年ぶりの「王立新喜劇」稽古!
私は普段とは違う物を書くし
みんなも普段とは違う演技を見せる!
されどやっぱり「後藤ひろひと」!
されどやっぱり「よしもと新喜劇」!
そんな世界はたまらなく居心地がいい!

続いて私が執筆したのは
今回3本目に上演する予定の作品
『マツと過ごそう結婚記念日』
だった!
書きながらあれほど笑ったのも久しぶりだった!
笑おう笑おうと努力しても
「悲しい景色」が頭を支配し
どうしても筆が止まってしまった『ニッポン無責任新世代』
脚本執筆はなんとあれ以来である!
それだけにへらへら笑いながら脚本を書いている自分に
私は思わず挨拶がしたくなった!

「Hola!
   よく帰って来たな後藤ひろひと!」

かくして稽古場に
スーパー・シンガーがやって来た!
演歌界に「ジェロ」君が登場するまでは
唯一の在日黒人歌手と呼ばれた男!
初対面の私にキスと「頭突き」で挨拶してくれた危険人物!
とんでもなく大きな声で稽古場に現れたのは
歌手の「松崎しげる」氏だった!

写真は私と「ちゅうじ」に挟まれる「松崎しげる」氏!
色彩の加工は一切行っておりません!

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2012年2月 4日 (土)

松崎さんと大場さんと松谷さんと渡辺さん

「Facebook」「同級生」達が見せてくれる
故郷「山形」の景色に驚いている!
私が子供の頃にはよく降った「雪」
「地球温暖化」のせいかずいぶん少なくなったと聞く!
しかし!
今年はとんでもなく寒い上に雪が多いようだ!
私の「実家」がある「山形」市内でもこんな様子らしい!

Yamagata

「大阪」ではロマンチックな思いすら与えてくれる雪だが
北では当然それどころではない!
冬に降る雪で人が一人も死ななかった年は
残念ながらこれまで一度もない!
充分にお気をつけいただきたい!
同時にそれほどの雪が
防寒度や強度の低い仮設住宅をも覆ってしまっている事を
決して忘れてはいけないと感じた私なのであった!
東北の雪は時として老朽化した家屋をも押しつぶしてしまう!
(私の「実家」も毎年の雪の重みで
 ドアが開かなくなり
 本来つながっているはずの
 ダイニング・ルームとリビング・ルームが行き来できず
 一度廊下に出なければいけない時期があった!)
それだけにプレハブの仮設住宅は安心できない建物だ!
住む人は間違いなく
みしみしと屋根がきしむ恐ろしい音を聞きながら眠っているのだ!
「42歳」の腰痛持ちでは役に立たない
”北の重労働”「雪おろし」!
しかしながらやってみればなかなか楽しい「雪おろし」!
(おろした雪でかまくらを作ったりできるから!)
我こそはと思われる方は
「雪おろし」ボランティアの募集に
目を光らせていただきたい!

はてさて!
そんな「大雪」のせいで
昨日は「新幹線」もずいぶん遅れていたようだ!
「大阪」の放送局「毎日放送」にて
たまたま打ち合わせをしていた「かまいたち」の二人と
なにかしらじゃれながら
私は”有名黒人歌手”の到着を待っていた!
いよいよ始動した第4回「王立新喜劇」
『ホテルからほり303』
そのプロモーションとして
私と「松崎しげる」氏の二人で
お昼の人気ラジオ番組
『こんにちわコンちゃんお昼ですよ!』
に生出演が予定されていたのだ!

「これはもう間に合わないかもしれませんね!」

と関係者がつぶやいた頃!
「松崎しげる」氏が真っ黒に現れた!
「すいませんねぇ!」
と言っていたのだろうが
寒さのせいで完全に声帯が閉じてしまっている!
再会を喜び合うのも数分!
ディレクターからコマーシャル明けを告げられ
次の瞬間にはもう我々の声が電波に乗って関西一円に届けられていた!

「二人はどういう関係なん?」

という「コンちゃん」からの質問に
会っていきなり泥酔し
キスもされたし頭突きもされた関係だと告げると

「あのねぇ!
 俺はねぇ!
 そういう事するね!」

という「松崎しげる」氏の大声で深みの無いコメント!
聞けば先日「盛岡」でチャリティコンサートを行った際も
その打ち上げで
「岩手県」の「吉本すみます芸人」と泥酔したらしく
それはそれは激しい
『松崎しげる会〜接吻と頭突きの宴』in岩手
だったらしい!
「王立新喜劇」では稽古のたびにその宴が開かれる事を思うと
護身術を学ばずにはいられない!

ラジオ出演を終えた我々は
「吉本興業」本社へ移動!
次の予定は「王立新喜劇」の記者会見だった!

昨年末に行われた「上野みさ」結婚パーティ以来の
「池乃めだか」氏!
なので少しも久しぶりではない!
「やんやん」こと「未知やすえ」嬢とは
昨年の秋頃たまたま彼女が我が家の前で
歩きロケをしていたところに遭遇して以来だ!
そして昨年最も多く遊んだ芸能人
「ウッチ・マン先生」こと「内場勝則」伯爵も登場!
さらには何と言っても「大場久美子」様だ!

相変わらず
「稽古を減らして欲しい!」
と公の場でコメントする「池乃めだか」氏!

「またこの季節なんやなぁ!」
と「王立新喜劇」を一年の節目に数えてくれる「やんやん」!

「今回は”レスラー”がおれへんのですねぇ!」
となにやらホッとしている「ウッチ・マン先生」!

何を喋っても黒く大声な「松崎しげる」氏!

「私は何をしたらいいんでしょうね?」
と終始宇宙から来た少女な対応の「大場久美子」様!
なにもしなくていいのです!
あなたでいてくれたらそれでいいのですよ!

記者会見の司会者が
「それではあちらのカメラにも視線をお願いします!」
と言う先には
「携帯電話」で我々を撮影する姿があった!
どこの記者だ!
と思ってよく見れば
それは「大場久美子」様のマネージャーだった!
え?
そんなのありなのか!
ならば悔しいので私も自分のマネージャー
「サー・ストライカー北橋」に「携帯電話」を渡して
記者写真を撮影した!

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後でチェックしてみると
私と「大場久美子」様との間には
距離的な溝ができている!
「もっと寄って!」
と言われても緊張してしまい
まだまだこの距離が限界だ!

そんなこんなで記者会見後の控え室にて
再び写真撮影会!
『ひろぐ』用にと伝えると
みんなとても『ひろぐ』用な表情になってくれた!
ひょっとしたら記者会見でも
こんな写真が求められていたのかもしれない!

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「ウッチ・マン先生」とも今年に入って初めて会うのだから
やはりこの写真を撮る必要があるだろう!
「新春イップ決め」だ!
今年に入っての「イップ決め」
「香港」での「ブルース・リー像との決め」以来である!
これはなんとも縁起がいい!

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一同は解散するも
「大場久美子」様は
「なんばグランド花月(NGK)」を覗いてみたいとおっしゃった!
我々も公演を行う「NGK」!
そでの中などをご案内差し上げた上で
客席にお連れした!
すると舞台では
なにやらへんてこな芸人が
お母さんと息子のコントを演じて
爆笑を取っていた!
最後列から見ていたので誰だかわからなかったのだが
よく見ればそれは
「水玉れっぷう隊」だった!
「ケン」こと「松谷賢示(まつたに・けんじ)」君は
2005年に私の舞台『Shuffle』に出演してくれた芸人だ!
実に久しい顔である!
私は「大場久美子」様にごゆっくりとお伝えした上で
楽屋に向かった!

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私と「ケン」は学年は違うが同い年である!
なのに全く気も合わず話も全然噛み合わない!
そこが楽しい!
さっそく出番を終えた「ケン」を誘い出し
近所の喫茶店で一時間以上も実のない話に興じた!

「帰っといで!」
という「カミさん」からのメールを受信し
「ケン」と別れて
てくてく歩いて帰宅すると
「巻寿司」が用意されていた!
そうか節分か!
どういうわけか「結婚記念日」を忘れても
この節分だけは忘れた事がない我が家だ!
どういうわけかこの節分となると
お互い出張もなく必ず家で過ごしてきた夫婦だ!
どれだけ鬼を恐れる一家なのかはわからないが
節分だけはしっかりとしきたりを守ってみよう!
今年の恵方は北北西だそうな!

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「渡辺さんは豆まかへんねんで!」

巻寿司を食べ終えたところで
「カミさん」がおかしな事を言い出した!
渡辺さんは誰だ?
と尋ねても
「渡辺さん全般や!」
といった壁のような返事が帰って来る!

聞けばその昔
「渡辺さん」が鬼を退治したそうである!
なので「渡辺さん」を名乗るすべての人を
鬼は今でも恐れているのだそうだ!
そのため「渡辺さん」は節分にあっても
豆をまかないでいいのだそうである!
舞台用語の「トランポさん」を
「役者が落ち込んでいる時に
 トランポリンでおもろい技を見せてくれる人」
と私に教えた「カミさん」だ!
(実際は「トランスポーター」の略で
 舞台装置などを運搬する仕事の人!)
そんな人から聞かされる「渡辺さん伝説」など
うっかり信じてなるものか!
ところが「カミさん」はいつまで経っても
”なんちゃってね!”
と言ってくれない!
しかも既に違う話題に入っている!
どうやら彼女の中で「渡辺さん」に関するトークは
もう終了していたのだ!

私は食後になって書斎「LEVEL 4」にこもり
恐る恐るメールを打ち始めた!
馬鹿にされる気満々で
この国を代表する「渡辺さん」の一人
「ナベプロ」の社長に
メールをしたためてみたのだ!

「あなたは節分に豆をまきますか?」

現在はその返事待ちである!

「わたなべさんvs鬼」
に関する情報をお持ちの方は
是非ともPiper掲示板(BBS)にてお教え下さい!

2012年2月 3日 (金)

おみやげを貼る

「香港」から帰国して郵便物をチェックしていたら
たいそう面白い物が入っていて大笑いしてしまった!
私も数年間連載を続けさせていただいている
「山形新聞」
「山形」のもっとも有力紙であるその新聞が
あろうことか約半ページを使い
なんと「私の両親」を扱っていた!

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なんでも全国で活躍する「山形県」出身者の
その親を特集するという企画だそうで
内容は『後藤ひろひとの育て方』だった!
私の毎回の連載記事がほんの小さなスペースであるのに対して
どうだこの記事の大きさは!
しかも写真は「ママ」が昭和人ならではのVサインで
「ごんぼちゃん」こと「パパ」にいたってはフィーバーしている!
あまりのおもしろさに
さっそく実家に電話をかけてみると
「ママ」は自分の写真の人相の悪さに大怒りで
散々苦情を投げつけられた!
私に言ってもどうにもならないのに
理屈もなにもあったもんじゃない!
けどそれが「ママ」だ!
「英語」で言うところのザッツ・ママだ!

はてさて!
にせものの「広東語」しか話さない私は
「マカオ」と「香港」ではあれやこれやのやりとりを
すべて「英語」で切り抜けてきた!
私には海外留学経験はないので
知識は全て学校で習ったものと
それらを「音楽」「映画」で整理したものだ!
そう考えると学校で習った英語というのは
確実でありながらも
活用のバリエーションを個人でうまく判断できなければ
どうにも役に立たないものが多い!
今ではどうなっているのかわからないが
私が教科書で習った英単語には
「Cathedral(大聖堂)」や
「Humming Bird(ハチドリ)」などがあった!
「英語」を話す上でそれが必要となる事は稀である!

「あのですね!
 今日ですね!
 大聖堂にハチドリがいましたよ!」

などといちいち誰かに「英語」で報告する必要は
恐らく一生ない!
その一方で海外でホテルに泊まった際に
けっこう必要なはずの事が言えない!
「チェックアウトは何時ですか?」
ともうまく聞けないし
「ひきだし」や「消火器」や
「冷蔵庫」や「水道」といった必要単語も
案外知らなかったりする!

"When is checkout time?"

尋ねるならばそれで充分!

"What time is checkout time?"

などと綴ると短文に「time」が二つも登場し
”この木なんの木気になる木”みたいで
ただただ野暮なだけだ!

「ひきだし」はよくよく考えれば
「drawer(ドローワー)」だ!
「消火器」はちょいと難しく
「extinguisher(エクスティングイッシャー)」!
「冷蔵庫」は正式には「refrigerator(リフリジレイター)」だが
それでは「テレビ」を「テレビジョン受像機」と呼んでいるようなので
私の場合は「fridge(フリッジ)」としか言わない!
「水道」はなんとも簡単に「tap(タップ)」で充分!
ホテルでお湯が出たり出なかったりしたら
それを無理矢理電話で説明しようとせずに

"Tap is broken.(水道が壊れています。)"

とひたすら言えば
誰かが部屋まで来てくれるに違いない!

ぺたんと貼る物を「シール」と呼んだのは一体誰だろう?
そもそも「シール」は「seal」と書く英単語で
意味は「封印」だ!
中の物を見られないように閉じてしまう事を表すのが
本来の「シール」である!
なので魚肉ソーセージの付録だった物を
子供が冷蔵庫に貼ったとしても
それは絶対に「シール」ではない!
なぜならそれを貼っても冷蔵庫が開くからだ!
冷蔵庫が開かないぐらい大きな付録でなければ
それは「シール」の用を足さない!
そしてそんなに大きな物だとしたら
子供も絶対に冷蔵庫には貼らない!
それ以前に台紙からはがせない!
きっと西洋人が封筒を閉じる時に
「そんじゃまぁシールしときますね!」
と言いながら
なんらかの物でぺたんと閉じたのを日本人が見たのだろう!
それで「シール」の概念が揺らいだまま現在に至ったのだろう!

子供がいる家に遊びに行き
知らぬ間に「携帯電話」にいくつも貼られているきらきらした物は
本来は「シール」ではなく
「ステッカー(sticker)」だ!
「ステッカー」だから笑っていられる!
二度と「携帯電話」が開けられなくなる「シール」ならば
他人の子供だろうが怒鳴りつけてしまう事だろう!
だとすると私の辞書「ひろペディア」では
こう説明される事になる!

貼られて笑えるのが「ステッカー」!
笑えないのが「シール」!

それでは今から
「ステッカー」でいっぱい笑顔になった話を記すとしよう!

「マカオ」でも「香港」でも
最も多いコンビニエンス・ストアは「セブンイレブン」だった!
今となってはなぜそういう店名になったのかを
人類の半分ほども思い出せなくなった
そんな「セブンイレブン」!
私は「マカオ」と「香港」で
「セブンイレブン」を見つけるたびに入店した!
ある「ステッカー」を買うためだ!

最初に入店した「セブンイレブン」の本棚に
面白そうな物が置かれていた!
それは「サッカー」の世界的な大会
「チャンピオンズ・リーグ」の
「ステッカー・ブック」だった!
値段はわずかに$25(250円)だった!

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「ステッカー・ブック」は
買ってみたところで中身には一枚の写真もない!
実に殺風景な本である!
チーム名やチームのデータなどは書かれているが
肝心の部分には番号だけがふられている!
つまり選手名鑑から写真だけが抜け落ちた物である!

ではそんな物を一体どうするのか?

レジの横には小さな紙包みが売られている!
1包たったの$4(40円)だった!
その中には5枚の「ステッカー」が入っている!
表面には選手の名前と顔写真!
裏面には番号!
そう!
その「ステッカー」を買って
裏面の番号に従い「ステッカー・ブック」に貼っていけば
やがて選手名鑑が完成するというわけである!

「それなら本屋さんに行って
 普通に選手名鑑って物を買えばいいじゃない!」

と女子は言う!

「そうじゃないだろ!」

と男子は言う!

「どうして?」

と女子は問う!

「どうしてって・・・違うもんは違うんだよ!」

と男子は混乱する!

「ステッカー・ブック」は実に古くから世界的に存在する物で
私が小学校低学年の頃には
「ウルトラマン」の怪獣「ステッカー・ブック」と
「仮面ライダー」の怪人「ステッカー・ブック」があった!
それらは「ワールドスタンプブック」というタイトルだった!
子供が集まる文房具屋さんで売られていた物で
私も兄「よっと」もこれには夢中になったものだ!
自分で糊を使って写真を貼る物だったため
手先の器用な兄「よっと」に比べ
大雑把で不器用な私の「ステッカー・ブック」は
はみ出した糊の粘力により
いくつか開かなくなったページがあった!
そう考えると兄「よっと」の物は「ステッカー・ブック」だったが
私の物は「シール(封印)・ブック」だったのかもしれない!

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なので「ステッカー・ブック」に関して女子の理解力が薄いのは
いにしえより知っている!

「あんたそんなもんどんだけ買うねん!」

「カミさん」に叱咤激励されながら
私は見かける全ての「セブンイレブン」に立ち寄り
「ステッカー」を買い続けた!

「ステッカー・ブック言うのんも2冊買うてるやん!
 いらんやん1冊しか!」

私はそういうおみやげを最も喜ぶ人物を知っていた!
私が所属するPiperの公演における
グッズ用「トレーディング・カード」を作っていた男!
毎年私につきあって「トレーディング・カード」を作ってくれる男!
今年に入って「スペース・メガ・レーサー」を名乗り始めた男!
デザイナーの「笹田」君だ!

「おみやげって何ですか?」

私の自宅に現れた「笹田」君は
たいそう不安そうだった!
なにしろ私は
”一緒におみやげを開けよう!”
と不可解なメールしたためただけだったし
それ以前に「香港」「マカオ」からのメールでは
「おさげ物」と称する”なにかのしっぽ”を持つ私や
頭のまま焼かれた「鳥類」の写真ばかりを送り続けていた!
「笹田」君にしてみれば
かなり迷惑な物を突きつけられる可能性を算出していたのだろう!

「まぁこんな物を買って来たよ!」

歓迎の意を込め
「香港」のサッカーチーム「南華(ナンファ)」
アウェイ「ユニフォーム」で彼を迎えた私は
まずは小さく「ステッカー・ブック」を進呈した!
それをサッカー雑誌か何かだと思った彼は
ほっとしたように喜んでくれた!
しかし中を開けてがっかりした!
それはそうだ!
一枚の写真もない空っぽ図鑑だもの!
いいぞ!
思い通りの反応だ!

「だからね!
 当然これも買えるだけ買って来たよ!」

別のビニール袋をテーブルに返すと
数百包の「ステッカー」達がテーブルいっぱいにすべり落ちた!
「笹田」君は悲鳴をあげた!

「ルールを説明しよう!
 今からこれを1包ずつ取り合おう!
 取ったらせーので開封し
 お互いのステッカー・ブックにどんどん貼って行こう!
 もちろんだぶったら交換会だ!
 見ての通りとんでもない数を買って来た!
 恐らく一晩中かかるのだろうが
 決して2包取るような事はやめて
 最後まで1包ずつじっくりと開封して行こうではないか!」

「笹田」君は息が荒くなり
なんだか喉の奥でひーひー鳴き始めた!
よかった!
こういう遊びを一番喜ぶ知人が彼なのだ!

では開始!

出た物をわーわー言いながら「ステッカー・ブック」に貼って行く!
ぎゃーぎゃー言ったり
きーきー言ったりもする!
とにかく「スーパー男子」な時間だ!

時々だぶってもいないのに「ステッカー・ブック」に貼らない物もある!
「笹田」君は「バルセロナ」ファン!
私は「レアル・マドリード」「チェルシー」のファン!
「バルセロナ」の「ステッカー」が出たら
私はそれを貼らずテーブルの上に無造作に並べ
「笹田」君に見せびらかす!
古くから伝わる日本男子のならわし
「スネ夫」と「のび太」の構図をひろぐためだ!
しかし「笹田」君には願いを聞いてくれる「ドラえもん」がいない!
私がゴミのように置き去りにする「バルセロナ」の「ステッカー」を
「笹田」君が手に入れる方法は2つ!
自分も同じ「ステッカー」を引き当てるか!
もしくは「レアル・マドリード」か「チェルシー」の
すごい選手の「ステッカー」を出すかだ!
いらいらをつのらせる「笹田」君には悪いが
「バルセロナ」のすごい「ステッカー」は
どういうわけか全て私が引き当ててしまう!
私にとっては毛布の毛とりに使うほどの価値しかない
「バルセロナ」関連の「ステッカー」だが
これは恐らく「香港」「マカオ」の子供達も
殴り合いの喧嘩をして取り合うであろう物に違いない!
「笹田」君にとっても同様の価値があるのだろう!

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「出ました!
 レアル・マドリードのベンゼマが出ましたよ!
 これにセルヒオ・ラモスをつけますから!
 これで!
 これでなんとかメッシと替えて下さい!」

そこまで言うなら断ろう!
「メッシ」と同等の価値があるとすれば
「クリスチアーノ・ロナウド」だ!
それが出るまで努力するがいい!

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男の子達はとんでもなく白熱した!
「笹田」君の奥さんである「スペース・メガ子」もいたし
うちの「カミさん」も同席していたのだが
一緒にいた記憶は薄い!
それは「笹田」君も同感であろう!
時折食事休憩や「葉巻」休憩などを挟み
更に自らをじらしてみたりする!
それがまた興奮を煽り
より強いひろぎを感じてしまう!

Sticker

やがて全ての「ステッカー」を開封した時には
とうに日付が変わっていた!
気がつけば結局「クリスティアーノ・ロナウド」は出なかったのに
「リオネル・メッシ」は私の手元から消えていた!
きらきらした「バルセロナ」のエンブレム「ステッカー」が私の元を去り
代わりに「チェルシー」のきらきらエンブレムが
私の「ステッカー・ブック」を飾った!

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「笹田」君が開いているのが
「バルセロナ」のページ!
私が開いているのが
「レアル・マドリード」のページ!
ご覧頂いておわかりのように
どちらもすかすか抜けている!
とんでもない量の「ステッカー」を買って来たつもりだったのに
二人とも1チーム全ての「ステッカー」を
コンプリートして貼り終えたページはない!

黙りこくった二人は
ある提案に同意した!

「近いうちに一緒に買いに行こう!」

「セブンイレブン」で「ステッカー」を買うために
外国に行こうとする男子!
男の子はいつだって馬鹿である!
しかしだからこそ女の子が必要なのだ!
賢く堅実な女の子が
「やめなさい!」
と言ってくれなければ
男の子はどこまでも馬鹿で生きていこうとするのである!

「やめなさい!」

という声が聞こえた気はしたが
聞こえないふりをした!

やがて何かの祝勝会と称し
みんなで飲んだくれた勢いで覆面パーティが始まった!
そしてこんな事になった!

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「スペース・メガ」夫婦もこうなった!

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我々夫婦もこんな写真を撮影した!
(『ひろぐ』内ではたいそう珍しい夫婦ツーショット!)

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翌日冗談でこの写真を「藤波辰爾」選手にメールで送信した!
すると!
「キャッスラー」こと「藤波辰爾」選手から
すごい返事が届いた!

「ドクトル・ワグナーと
 ラヨ・デ・ハリスコですね!
 今は息子さん達が同じマスクをかぶって闘っていますが
 私は初代のお父さん達とよく闘いました!
 もう二人ともこの世を去ってしまって悲しいです!」

そんな事を言える人と仲良しでいられるのは
どこまでも光栄な話である!

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マネージャー「サー・ストライカー北橋」にも
「女人街」で買ったタオルを贈呈!
あんなタオルが我が家からなくなってくれた事に
たいそうすっきりした私なのであった!

近いうちに「マカオ」か「香港」に旅行に行かれる方!
お金を渡しますので
「セブンイレブン」におつかいに行ってもらえませんか?

2012年2月 2日 (木)

香港・マカオをひろぐ旅〜第五章(最終回) おみやげを買おう!

いよいよ「香港」ともお別れの日!
とにかく歩き尽くした「マカオ」&「香港」だったが
「道に迷う事」が何よりも好きな私は
まだまだ道に迷い足りていなかった!
なのでホテルをチェックアウトし
フロントに荷物を預けたら
そのままいつもの長距離お散歩を開始した!
飛行機の離陸時間は15:00だったので
まだまだ充分に道に迷う事が可能だ!

そう言えば
自分がひろぐ事ばかりやっていたため
おみやげなる物を何も買っていない!
「香港」の「サッカー」チーム「南華(ナンファ)」「ユニフォーム」
既にスタジアムで自分が着用した上に
ホテルでの寝間着に使ってしまった!

Photo

「マカオ」の薄汚いスポーツ用品店で買った
スペイン・リーグ「リーガ・エスパニョーラ」所属チーム
「セビージャ」のかなり古いレア・マフラーは
新品で$270(2700円)も出して購入したにも関わらず
レア過ぎてお店の内装以上に薄汚れており
他人にあげられるような物ではない!
(現在我が家の近所のクリーニング店にて修復中!)

Sevilla

何か他人にあげられるような物でも買わなければ
帰国して友人を減らしていまう!
そんなわけで
おみやげツアーに出かけてみた!

それにしてもエキサイティングな「香港」の街!
先日の『ひろぐ』で掲載した
「なにかのしっぽ」
みたいな景色こそがまさに「香港」だ!
食堂の前を通れば
どこも店先にこういうのをさげて
そのお店のおいしさをアピールして来る!
この「おさげ物」は
「頭つきあひる」だ!

Duck

日本では鳥を頭ごと調理する事があまり無いため
数年前に初めて「香港」を訪れた際には
そんな「おさげ物」を目にするだけで
わーきゃー言っていたものだが
最近では”おいしそう!”と思える私になった!
なのでこんな「頭つき鳩」が目の前に現れても
恐怖を感じなくなった!

Dove

そもそも鳥の顔つきがとても嫌いな私なのだが
”恐竜が現世に生き残る手段”
としてあの顔になったのならば
喜んで受け入れよう!

Offering2

旧正月の元旦から5日目という事もあり
お店の前の歩道には
商売繁盛を祈願してか
こんなダイナミックなお供え物もよく見かけた!
そのお店の娘さんなのか
5、6歳ほどの小さな女の子が
この”こぶた”の背中をぽんこぽんこと叩きながら
かわいらしい声で何かを私に説明してくれていたが
何を言われていたのかはわからなかった!
「あとでおじいちゃんとかとみんなで食べるのよ!」
みたいな雰囲気に見えたが
多分そんな事だったのだろう!
まさか間違っても
「あたしがここまで育てたのよ!」
とは言うまい!

いかんいかん!
おみやげおみやげ!
と唱えながら魚市場に入る!
そう!
その時点でおみやげを買う気がないのは明らかだ!

Fishblack

並んでいる魚はまぁどれも見覚えがない!
中には顔を近づけてじっくり観察しないと
それが魚だとはわからないような物もいた!
見た目の悪い食べ物が大好きな私としては
いつかじっくり賞味してみたいものである!

Fishred

やっとおみやげを買う気が目覚めた私は
繁華街「旺角(モンコック)」にある
「女人街(にょにんがい)」へと向かった!
「女人街」と聞くと
なにやらいかがわいい街のような聞こえだが
そこで売られているのは決して「女人」ではない!
衣料品や化粧品や子供用品など
「女人」が買いたくなる物を揃えているから
「女人街」なのだ!
なのでもしも社員旅行で「香港」に行き
あなたが苦手としているあんぽんたん上司が
「女人街」と聞いて興奮し始め
「今夜絶対に行く!」
とか言って張り切り出したら
おもしろいので是非ほったらかそう!
(「男人街(なんにんがい)」も存在する!
 そこもまた同様の男性衣料品街であって
 あんぽんたん上司には悪いが風俗街などではない!)

Bikerjackets

「女人街」だからと言って
女性物ばかりが売られているわけでもなく
所狭しと並ぶ屋台には
男性服や玩具やDVDや「香港」みやげなどにあふれており
実に楽しい場所である!

Vcd

本来は全ての屋台が開店する夜間に訪れる場所だが
昼間の「女人街」は面倒な客引きや明らかな犯罪者がいないため
夜よりも歩きやすい!
そしてどうしてもこんな屋台に目が行ってしまう!
どれも1枚数百円ほどの値段だ!

Uniform

「ユニフォーム」店から数メートル歩くと
こんな屋台もあった!
お!
これはたためばかばんの中で場所も取らず
おみやげにいいかもしれない!

Towel

”値切り買い”を楽しむべき「女人街」だが
時間も少なかったので
ほんの数百円だけ値切って
大好きなチーム「チェルシー」のバスタオルと
宿敵「バルセロナ」のバスタオルを購入した!
もちろん「チェルシー」は自分用で
「バルセロナ」はマネージャー「サー・ストライカー北橋」にだ!
私の値切りが少なかったせいか
お店の親父さんも現金を手にいっぱいの笑顔だった!

Towelshop

雑誌を買ったり薬を買ったり
「crocs」ショップではまだ日本で見た事のない
かなりへんてこな物を買ったり!

Crocs

なんやらかんやらとショッピングをひろぐうちに
やがて空港へ向かう時がやって来た!
「電車」が好きな私には
香港国際空港に行くまでにもう一つひろぐ事がある!
「香港」の街と香港国際空港とを結ぶ特急列車
「AEL(エアポート・エクスプレス)」だ!
ツアーなどで海外旅行に行くと
すべての行程で観光バスによる送迎付きなため
地元の交通機関に乗車するひろぎが奪われる!
例え最も有名な観光名所に行きそびれたとしても
私は外国で「電車」に乗る事の方を大切なひろぎと考えている!

タッチパネルで日本語も表示される便利な券売機で切符を買えば
「香港」と香港国際空港の間は
1枚$100(千円)という運賃なのだが
もしも二人での乗車を望むのであれば
カウンターに行って券売員のお姉さんに
「Two!」
と言おう!
これは「香港」の観光ガイドブックには
なぜかめったに書かれていない事なのだが
「二人用割引」もしくは「往復割引」が適用となり
4百円も安い運賃で乗車できる!
しかもこの切符は乗車の際だけ自動改札機を通せば
下車した際にはそこらのゴミ箱に捨てるシステム!
つまり私のような者にはたいそう素敵なおみやげとなる!

Mtrtix

「香港島」の「トラム」が$2.3(23円)なのに対し
$100という高額運賃だけあって
「AEL」の乗り心地は最高!
全席グリーン車並のゆったり感で
たった23分間しか乗られないのが残念なほどだ!
座席が全て窓の下から突き出すように設置されているため
写真を撮ると椅子ごと浮かんでいるように見えるのが
また私をひろがせる!

Atl

飛行機に搭乗し離陸してみると
「関西空港」までの飛行時間はなんと2時間30分!
新幹線「のぞみ」で東京・新大阪を移動する時間で
なんと外国から自分の国に戻ってしまう!
さっきまで言葉も文化も元旦がいつかも違うそんな場所にいたのに
気がつけば長年住み慣れたホームタウンである!
そうだな!
数日したらまた行こう!
そんな風に思わせる「香港」「マカオ」なわけである!

Lion

そんなこんなで
連日記した『香港・マカオをひろぐ旅』!
お楽しみいただけただろうか?
書きたいのに書いていない事!
書きたいのに書いてはいけない事!
書きたくないのに書くべき事!
いっぱいいっぱい残しているが
『ひろぐ』ではここまでにしておこう!
なにしろ撮影した膨大な動画の「編集作業」が忙しいのだ!
しばらくは書斎「LEVEL 4」に引きこもろうと思う次第である!

Tix