ギリーノ兄弟vs暴走兄弟
昨日の「ギリーノ兄弟」に関しては
予想外に多くの反響があった!
中には「KEI」が過去に所属していた
「花電車」なるバンドをリアルタイムで聴きつつ
「遊気舎」の公演を見ていたと証言する方もいた!
それはすごい事だ!
なにしろその時期こそまさに我々が
「ギリーノ兄弟」を名乗っていた貴重な時代だからである!
昨日の私の表記では「KEI」があたかも
お下劣パフォーマーかのような印象を与えたかもしれないが
それは私のミスだ!
普段は実に美しい作詞作曲と技術の高いギターで
聴く者を感動させている!
彼からもらった4枚のCDを聴いて
それは完全に証明された!
「Ett」という女性ボーカリストとのユニットは
現代人が抱える都会的な疲れを解消してくれる
実に素朴で心地いい音楽を聴かせてくれる!
「KEI」はシンガーソングライターとしてソロ活動を行うと
時々お下劣パフォーマーに変貌するという仕組みのようだ!
「感動」や「癒し」や「笑い」を
ステージによって使い分けるという手法は
考えてみれば私もまったく同じである!
更にそんな彼のソロアルバムの1枚
『KEI:Lost People,Lost Music』は
「山岳地帯に暮らし
音楽の才能に優れながらも
歴史から抹消された
”渓”と呼ばれる民族による音楽を
愛好家が録音した貴重なテープからCDにおこした」
というコンセプトで作られており
”渓”音楽の伝説の人物と言われる
「鈴木幸吉」なる”渓”人の演奏などが収録されている!
もちろん”渓”人もいなければ「鈴木幸吉」も架空の人物だ!
2004年に作られた「KEI」の代表的アルバムだが
私も同様に2001年には第1回王立劇場において
「小林作造」なる架空の脚本家を創造し
彼が書いたと言われるコント作品の数々を上演した!
なるほど時の隔たりはあれど
やはり二人は「ギリーノ兄弟」であったのだ!
探してみると「KEI」に関するインターネット・サイトは多く
ネットによるコラムの連載ページなどもあった!
そのコラムを見て驚いた!
そうそう!
二人でいつもこういう絵を描いては
ぎゃははと笑って過ごしていたのだ!
そして「こういう絵」こそ
私が昨年出版した『大王集 ver.1』において
本編である戯曲以上に好評を得てしまったタッチなのである!
彼もまたあの頃と同じような絵を描いていたようだ!
ロッカー・デ・ギリーノも
ロバート・デ・ギリーノも
相変わらずな「ギリーノ兄弟」である事を
強く感じた!
はてさて!
「ギリーノ兄弟」があまり成長しないのと同様に
私の中で「Rampage Brothers(暴走兄弟)」と呼んでいる
そんな恐ろしい二人組がいる!
前述の第1回王立劇場『伝説の文豪・小林作造』において
私が出会わせてしまった”恐怖の50代”
「石丸謙二郎」と「ぼんちおさむ」だ!
二人は共通点として
「じっとしていられない」という障害を持っている!
以前、石丸謙二郎に
「ボールや棒などをいっぱい置いて
壁にはパイプやバーが張り巡らされた
10畳ぐらいの部屋に
1時間じっと座っている事ができたら
100万円あげると言われたらどうするか?」
と尋ねたところ
「まず100万円払うからそこで遊ばせて!」
という奇妙な返答があった!
同様の質問を隣にいたぼんちおさむにしようとしたが
既にどこかにいなくなっていた!
最近の子供は授業をじっと座って聞く事ができないと言うが
一概に「最近の子供」と言ってしまうのは
どうやら不適切な表現のようだ!
そんなわけで
私はまだ30代だが
この50代の「暴走兄弟」を年上と思った事はない!
二人とも名声あり評価されるべき実力と歴史を持っているのだが
「暴走兄弟」二人と同時に仕事をする時には
「子供」として
いや!
覚悟としては
「動物プロダクションからサルを借りたのに
過激な動物愛護団体の陰謀工作により
搬送中に野生のサルとすりかえられていた!」
という気持ちで挑まなければならないのだ!
大阪は梅田の曾根崎お初天神通り商店街にある
「ニューサントリー5」という素敵なジャズ・バーで
昨晩「暴走兄弟」の1匹であるぼんちおさむ氏による
ジャズ・ライブを鑑賞した!
何年も前から毎月第3火曜日に
彼がそこでライブを行っている事は知っていた!
一度覗いてみたいとは思っていたが
私の遊び場は主に帝王がいる「ミナミ」であるために
「キタ」からはどうしても足が遠のいていた!
数週間前に吉本新喜劇の安尾信乃助先生夫妻と
「暴走兄弟」ぼんちおさむ氏と4人で
なぜかカラオケに行った際
安尾先生夫妻がJ-POPに興じる中
我々二人は最初から最後まで
フランク・シナトラやサミー・デイヴィスJr.
ルイ・アームストロングやトニー・ベネットといった
50'sなジャズ・ポップスを歌い踊り
エルヴィス・プレスリーに至ってはメドレーを熱唱し
腰を振った!
二人共歌う声が以上に大きいために
どちらかが入れた曲が始まると
「いいねー!」
と叫んではマイクも持たずにシャウトした!
スイングした!
ジャイブした!
なんならヒップしてシェイクした!
そんなノリから昨晩のライブを観に行ったのだ!
1時間おきにスタートする30分ほどのジャズライブは
なんともうらやましい世界だった!
おさむ氏は私の顔を伺いながら
私が大好きなトニー・ベネットを歌ってくれた!
『姫が愛したダニ小僧』のテーマ曲として使用した
ケルト民謡の『ダニー・ボーイ』は
何度歌おうとしてもキーが合わず
「もうええわ!これは歌わへん!」
と言って本当に歌わなかった!
フランク・シナトラの『オール・オブ・ミー』を小粋に決めると
『ルート66』ではお馴染みの興奮状態に入り
後半は歌わずにのたうちまわるだけという妙技を披露した!
ピアノとウッドベースとドラムによる洒落たバンドは
どこまでも心地よく
「なるほどジャズ・バーってのはとってもいいとこだな」
と感じさせてくれた!
うん!
のたうちまわらずにちゃんと歌う歌手の日にまた行こう!
そしていつの日にか
私もあんなライブをやろう!!
そう誓いながら
今日もサンテレビで
『ナイトライダー』の再放送を見てひろぐ私だった!
最近は自転車に乗る時にも
『ナイトライダー』のテーマを
♪ぺっぺけぺけぺけ
と歌っているようである!

