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「王立新喜劇 コーポからほり303 」
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2010年2月

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2010年2月10日 (水)

「大王」と「王子」の関係

『続・コーポからほり303』
を見に来てくれた友人の中で
一人大切な女性を紹介し忘れた!
昨日の『ひろぐ』をもしも彼女が読んでいたら
自分の名前が無かった事で
ちょいと悲しませたかもしれない!
しかし彼女は決して悲しませたくない大切な女性だ!
改めて本日の『ひろぐ』で紹介しておこう!
彼女は我々Piperにとっては妹分のような存在!
西城秀樹にとっての河合奈保子のような
番組にあてがわれた兄妹関係ではない!
私と彼女はむしろ親子関係!
なぜなら私のニックネームが「大王」で
彼女のニックネームは「王子」だからだ!
「王子」こと「大路恵美」!
実に久々の再会だった!

「内場勝則」座長が自らプロデュースし
私が作・演出を務めた舞台作品に
『四つの理由』
というのがあった!

Fourreasons

「生涯コメディアン・内場勝則が
 その天才的な技能で
 4つの血液型を演じ分ける!」

という
よく考えたらまったくすごくない内容!
出演は「内場」座長と「石丸謙二郎」と私!
そして紅一点として「内場」座長が指名した
「王子」がいたのだった!
すっかり「王子」をお気に召した私は
続いて深夜番組『発熱!猿人ショー』
レギュラーメンバーとして「王子」を指名した!
(番組開始当初は
 Piperなど完全に無名で
 ”大路恵美がコント番組に挑戦!”
 というのがメインの売りだった!)
やがてはPiper本公演『スリー・テナーズ』
『姫が愛したダニ小僧』の2本の舞台作品で
怪女「麗子お嬢様」を演じ
「王子」は周囲を混乱に陥れた!

そしてそこから
仕事ではまるで出会わなくなってしまった!

なんだか再会するのがあまりに久しぶりで
思わず抱き合ってしまった!
会話するうちにまたお互いが恋しくなって
話している途中にも
またたまらず抱き合ってしまった!
何度かそうしてしまった!
首をかたむける角度を間違え
あやうく口づけしてしまいそうになり
「うわぁ危なかったぁ!」
と言うと
「あれ?
 避けられた?」
と言われた!
”しちゃったらしちゃったでおっけー”
なコメントを軽くこぼした「王子」!
くう!
かわいい奴!
私はなんとも惜しい事をしたものだ!

はい!
そんな「王子」から
こんなかわいいお写真が届きました!

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はてさて!
この『ひろぐ』を含む私のホームページ
その「最新情報」はご覧いただいているだろうか?
東京公演しか行われず
DVD発売もない事で
ごく限られた人だけに鑑賞していただいた
私の昨年唯一の新作にして
生涯初の脚色作品!
あの『ガス人間第1号』
いよいよテレビ放映される運びとなった!
『オールナイトニッポン』にしても
『ありがとう浜村淳です』にしても
地域を限定する放送ばかりが多い
最近の私のマスコミ露出だったが
『ガス人間第1号』の放映は
NHK教育テレビ「劇場への招待」!
恐らく私の舞台作品を全国地上波放映する
最後のプログラムとなる事だろう!
たった一ヶ月のうちに
大馬鹿作品『続・コーポからほり303』と
感動作品『ガス人間第1号』を
立て続けにご披露できる2月は
奇しくも私の誕生月である!

その放映を記念して
「王子」の素晴らしい才能を開花させた
伝説のワン・シーンを
『発熱!猿人ショー』からご覧下さい!

2010年2月 9日 (火)

3人のゲスト

心が次の仕事に移ってしまう前に
書き忘れた「王立新喜劇」に関する文章を
記しておかなければいけない!

・「中山エミリ」嬢の場合

『ガス人間第1号』から
連続で付き合ってくれた
「エミリ先輩」こと「中山エミリ」嬢!
『ガス人間第1号』では
度重なる「リライト(書き直し)作業」があったため
舞台経験の少ない彼女なのに
多分に迷惑をかけてしまった!
『ガス人間第1号』同様の緊張感で
「王立新喜劇」の稽古場に現れた彼女に
私は言った!

「なんの緊張もいらないよ!
 大丈夫!
 これは『ガス人間第1号』で苦労をかけた
 そのご褒美だと思っておくれ!」

「ご褒美」にしては
「三井住友VISAカード」で身体をこすられ
果てはフランスパンが折れるほど頭を殴られ
散々な目に遭わせてしまった!
しかし反省などするものか!
これで身体的苦痛はイーブンだ!

思いきり殴られるほど
お客さんの笑い声は大きくなる!
それに気づいた彼女は既に立派なコメディエンヌだ!
東京公演を見に来てくれた彼女の妹
「英玲奈(えれな)」ちゃんは
「家族としては
 フランスパンより固い物で叩いても
 全然かまわなかったですよ!」
と心強いコメントを残してくれた!
かつてコメディアンの「渥美清」さんは
その無名時代に
自らの目が細く小さい事に悩んだ!
そして自らが世界初となる
「目の小さいコメディアン」
になる努力を重ね
やがてはその地位を勝ち取り
ギネスブックに載る伝説の人となった!
(ギネスに載った理由は
 目の小ささではなく
 『男はつらいよ』シリーズの本数!)
「渥美清」さんの苦労を思えば
「エミリ先輩」の顔は
ナチュラル・ボーンに優秀なコメディエンヌだ!
「エミリ先輩」よ!
いっぱいこちら側にいらっしゃい!

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・「川田利明」選手の場合

よもや「デンジャラスK」と呼ばれる
あの「川田利明」選手と
「今から『パラノーマル・アクティビティ』を見ます!」
「俺ああいう怖い映画ダメなんですよぉ!」
などというメールを交換する仲になろうとは
夢にも思わなかった!

私はこれまで何人ものプロレスラーに
俳優としての仕事を依頼し実現させて来た!
「人間風車」と呼ばれた「ビル・ロビンソン」選手とは
Piper第2回公演『Nicholas McPherson』で!
続くPiper第3回公演
『ホセ中村とギャッフンボーイズ』では
「セクシー・ストーム」こと「リッキー・フジ」選手!
「セニョール・ペルフェクト」とあだ名される
覆面レスラーの「スペル・デルフィン」選手には
私が唯一脚本を手がけたTVドラマ
『コワイ童話 不思議の国のアリス』
あろう事か普通のサラリーマン役を演じてもらった!
子供の頃には
「自分とアントニオ猪木の区別がつかなかった」
そんな私は
レスラーを前にすると子供同然になってしまう!
稽古を前に「川田利明」選手と
難波の中華料理屋で初めて会った際にも
普段は「クレージーゴン」とあだ名される大食漢の私が
”昼定食を若干残す”
という異例の緊張ぶりを露呈してしまったのだった!

「演劇とプロレスはよく似ている」
と多くの演劇関係者は言う!
私もそう思う!
特に”芸術”を嫌い”エンターテインメント”に徹したい
そんな私にしてみれば
演劇とプロレスには多くの共通点がある!
まずは「ライブ」である事!
そして「ストーリー」に引き込む事!
お互いの根本であるその2点!
それらが共通している時点で
両ジャンルは酷似していると言える!

レスラーを俳優として起用する際
私はいつも驚かされる!
「背中で見せる演技」
というのは俳優が学ぶ最終レベルの難題だ!
どれほど有名な俳優でも
まだそれを身につけていない人すら存在する!
しかしレスラーにそれは許されない!
なぜなら彼らの職業は
パンツ一枚で360℃の視点から
己を見つめられる仕事だからだ!
背後から見ている観客にも
”痛み”や”怒り”が伝わらなければ
プロのレスラーとしては成立しない!
「デンジャラスK」は普段から無口な選手で
台詞に関してもずば抜けて上手な俳優とは
言い難かったかもしれない!
だが彼が黙った時!
その雄弁さに私は驚かされた!
彼は実に多くをよどみなく語る優秀な俳優になった!

「技はですね!
 たいがい外した時に怪我するんですよ!
 若い連中に怪我が多いのもそういう事なんです!
 だからねぇ!
 最後に内場さんを蹴るのが怖いんですよねぇ!」

多くのお客さんに心配してもらったが
本編ラストに見せる「内場勝則」座長への
度肝を抜く強烈な顔面キックは
もちろん実際には当たっていない!
しかしそのシーンのリハーサルにおいて
「デンジャラスK」は自らの足を痛め
楽屋で足をさすりながら私に前述の話をしてくれた!
なるほどプロレスとはそういう物か!
正確に強く当てるプロ!
そしてそれを安全に受ける訓練を積んだプロ!
そんな2者が見せる物だからこそ
私はその世界に今なお酔いしれているのだ!

「本番が終わってしまったら
 楽屋で沢山のお客さんにお会いしているうちに
 言いそびれてしまうのが怖いので
 今この本番中に言っておきます!
 本当にお世話になりました!」

後にも先にも出演俳優から
これほどジェントルな挨拶をされたのは
「デンジャラスK」が初めてである!
私はそこにスポーツマンの美しさを見た!

ちなみに
飲み屋で酔いが廻ると
すぐに話題がエロい方向に行くのも
”スポーツマンらしさ”で片付けてみたのだった!

「三沢さんが飲んだらエロ話ばっかりする人だったんで!」

ややっ!
こういう時には
「三沢さん」のせいにするのか!
ずるいぞ「デンジャラスK」!

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「水野真紀」の場合

彼女とは実に多くの仕事をして来た!
『ダブリンの鐘つきカビ人間』で出会い
かれこれ8年になる!
朗読劇『ラブ・レターズ』を二人で読んだりもした!
Piperによる深夜番組『発熱!猿人ショー』では
夫婦役でコントを演じたりもしたし
『恐竜と隣人のポルカ』では
がっつりとコメディエンヌの仕事をしてもらった!

私から仕事の依頼があると彼女は緊張する!
彼女にドタバタ・コメディの仕事を依頼する者など
恐らく私しかいないせいだ!
だから以前の彼女は緊張のあまり
「コメディ」を演じてしまっていた!
お客さんを笑わせようという空気を出す
その努力をしてしまっていた!
しかしそれは「コメディ」を演じる上で正解ではい!
なぜなら私はそもそも「コメディ」を
脚本で書いているからだ!

”常識では対応しきれない珍事”!
私はそれを緻密に計算し
時には思いきりな力技を加えて
脚本を書き上げる!
ゆえに続いて必要となるものは
その世界に観客をいざなうコメディアンだ!
ありえない事件に真剣に挑む人達があってこそ
そこに世界が生まれ
コメディが完成する!
つまりそこに
「笑わせる努力をする人」がいてはいけない!
”こんなに大変な事になってるのに
 あんたらどうして笑ってんだよ!”
と客席に向かって涙ながらに怒鳴る態度を見せてこそ
コメディアンの仕事が成立すると私は考えているのだ!

ゆえに私だけが従う哲学「ひろソフィー」には
「コメディ」に関してこんな一節がある!

「コメディを演じる者は
 コメディを演じてはいけない」

この一見理解するのが難しい一節には
そういう意味があるのだ!

『コーポからほり303』の通算第6話
『嫁さんは水野真紀』!
これは私がこれまで書いた多数のコメディ脚本の中でも
上位にランキングされる出来の作品となった!
上演されたその作品に最も貢献してくれたのは
コメディを演じようとせず
女優とし加害者兼被害者を演じた「水野真紀」嬢だった!

はてさて!
そんな「王立新喜劇」!
東京公演には沢山の芸能関係者が客席に現れた!
「あっくん」こと「キングコング西野」!
「デンジャラスK」とは対戦した事もある
「レイザーラモンRG」!
自称・高級アイドル「武内由紀子」
かつての彼女の同僚にして
何も自称する必要がない美しさを保つ
「中野公美子」ちゃん!
大阪公演にも来てくれた
「あたるちゃん」こと「中村中」ちゃんと
彼女の仲良しにして
世界を滅ぼす要因となりそうな危険人物
「へんてこ君」こと「篠原ともえ」!
「未知やすえ」嬢の『ウェルかめ』つながりでは
「石黒賢」さんや「羽田美智子」さんの姿もあった!
みなさん客席で大笑いしてくれていたが
そんな中!
ひときわ出演者一同を緊張させた
「伝説のコメディアン」が
客席で圧倒的な存在感を漂わせていた!
その人が見ているというだけで
ほとんどの出演者がひるんだ!

いずれまたその話でひろぎたいと思う!

そんな気持ちを胸に
自動販売機が受け付けなかった10円玉を
久しぶりの「ピカール」
昭和27年と言えば1952年!
私のパパが17歳の頃の物ではないか!

(ピカール前)
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調べてみれば十円硬貨の鋳造開始は
昭和26年!
これはなんとその翌年の十円硬貨だ!
古銭マニアに言わせれば
表面を削る「ピカール」など
するべきではない!
と叱られるのかもしれないが
なにしろ私は”古銭マニア”ではなく
”ピカール・マニア”だ!
現役として活躍した58年分の汚れを
落とさせていただいた!
昭和26年の十円硬貨に出会うまでは
書斎「LEVEL 4」に飾っておこうと思う!

(ピカール後)
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2010年2月 8日 (月)

ドリフターズへのお礼〜第2期吉本新喜劇東京進出計画

なんとまぁひろぐ日々が続いた事か!
遊んで働いて寝て
食べて遊んで働いて
遊んで遊んで時々お風呂に入って
働いて働いて『パラノーマル・アクティビティ』見て
『ラブリー・ボーン』見て
『アバター』見て
またお風呂に入って!
そんな毎日だった!
宿泊していたホテルに
インターネットが無い事はないのだが
極めて庶民的なお金の使い方しかしない私!
(着る物に関しては一切買わないので庶民以下!)
そんな私にネット接続1日1200円というのは
どうにも高額に思えた!
そんなわけで『ひろぐ』更新は一週間ぶり!
気がつけば昨晩の品川にて
「王立新喜劇」全ての公演が終了したわけだ!

正直言ってこの東京公演に関しては
プロデューサーに
「やめよう!」
と提案した事もあった!
理由は簡単だ!
関東地区では「吉本新喜劇」が放映されていないのだ!
つまり

「普段はあり得ない巧妙な脚本による新喜劇」

と宣伝したところで
「普段」を知らない土地の人達に
その画期的な部分を楽しんでもらう事は
不可能だと思っていた!
恐らくは
「なにやってんの?」
という冷ややかな目で見られるに違いない
と弱気な予想をしていたのだ!

同時に関東地方では
Piper公演『The Left Stuff』の宣伝が
とんでもなく先行してしまっているせいで
この「王立新喜劇」が
”単なるイベント”
のような印象を与えてしまっていたのも事実だった!
一昨年も「なんばグランド花月」を超満員にした
そんな「王立新喜劇」の『コーポからほり303』なので
地元関西では
「後藤ひろひとがライフワークとして挑みかねないシリーズの
 待ちに待った新作公演」
という光栄な受け入れられ方で
ラジオや新聞などでも実に多く扱ってもらった!
しかしながら関東地方では
「あの作家がなにか大阪で遊んでるよ」
といった程度にしか伝わらず
なんらかの番組に出演しても
『The Left Stuff』に関してしか
話させてもらえなかったわけだ!
そのため
「次回作楽しみにしてます!」
と言われても
「すいません!
 次回作って何ですか?」
とこちらから問わなければ
会話が成立しない状況すら多々あった!

一時は止めようとすら提案した
「王立新喜劇」の東京公演!
しかしながら私はふと
子供の頃に体験したある事を思い出した!

私が生まれ育った山形県は山形市
そこには七日町通りという
山形市内では最も多く店舗が並ぶストリートがある!
ある時そんな七日町通りで
ドリフターズによる番組
『8時だよ全員集合』公開収録の観覧チケットが当たる
というキャンペーンが行われた!
会場は山形県立体育館!
当てた覚えはないのだが
そのチケットが我が家にも舞い込んで来た!

「70年代の子供としてそれほど嬉しい事はない!」

多くの方がそう思うだろう!
しかし私を含め
そのチケットを手に入れた私の友人らも
たいして盛り上がる事はなかった!
理由は簡単だ!
『8時だよ全員集合』なる番組は
山形県では放映されていなかったのである!
”よその県の子供達は親に叱られるほど見ている”
という噂を聞いた事はあったのだが
『火曜ワイドスペシャル』の
『ドリフ大爆笑』しか知らない山形の子供達は
「もしものコーナー」の無いドリフターズに
あまり興味を持てなかった!
ましてや知らない歌など歌われて
「なんで一緒に歌わないんだ!」
などとリーダーに叱られたら
悲しみが募るばかりである!

なんとなく
みんなしょんぼりと
山形県体育館に出かけたものだ

しかしだ!
彼らはプロだった!
プロ中のプロだった!
何のルールも必要なく
我々山形の子供達を楽しませてくれた!
もちろんその模様は山形県以外の場所で中継されたが
そこにおかしな違和感が生まれる事はなかっただろう!
みんな一緒にカラスの歌を歌い
みんな一斉に「志村うしろ」を叫んだ!
それまであまり考えないようにしていたのだが
”これを毎週見ている子供達がうらやましい!”
と正直な心が口を開いた!

大人になって山形県以外の人達と沢山出会い
ドリフターズの話題になると
「『8時だよ全員集合』が放映されていなかった」
という私の話は沢山の同情を集める!
しかしながら
「『8時だよ全員集合』の収録を生で見た事がある」
という私の話はそこにいる全ての人の羨望を独占する!

「王立新喜劇を東京に持って行こう!」

ルールがわからなければ笑えない!
そんな物はそもそもコメディではない!
私はプロだ!
プロ中のプロだ!
”これを毎週見ている人達がうらやましい”
もちろん毎週やっている「王立新喜劇」ではないが
うっかりそんな風に思わせてあげる事が
東京公演に来てくれるお客さんに対しても
東京公演の評判を知りたがってくれる関西の人達にも
当然守るべき礼儀であり
それこそが私にしかできない仕事なのだ!

ドリフターズへのお礼を
新喜劇で返す!
多分にちぐはぐな行動ではあるが
私の中での筋はまっすぐに一本通っている!

さて!
私はそれに成功したのだろうか?
Piper掲示板(BBS)に設置された
「王立新喜劇 続・コーポからほり303ネタバレボード」
では引き続き皆様からの感想をお待ちしている!
当然私もしっかり目を通しているので
是非とも沢山書き込んでいただきたい!
私への質問でも構わないし
先に上演した「なんばグランド花月」での
ホームグラウンド公演を見た人との
意見交換でも構わない!
いっぱい書いていっぱい盛り上がって下さいな!

ちなみに驚いたぞ東京公演!
『コーポからほり303』続編にして
「先生」から
「笑いの神様」に昇格した
「安尾信乃助」尊師!

「そうや!
 ええ方法を思いついたらよかったのに!」

は吉本新喜劇好きならば誰もが知っている
尊師の小ネタだったはずだ!

だのに!!

東京公演では2ステージとも
割れんばかりの大拍手!
そんなたいそうな拍手は
名物ギャグ「お邪魔しますか?」でも
頂戴した事のない尊師は
たいそうご機嫌カルマを上げられた!

私「大王」こと後藤ひろひとによる
「第2期吉本新喜劇東京進出計画」!
(弊社による第1期計画は1998年に惨敗)
その手始めとして
非常にありがたい
「”笑いの神様”尊師像待受画像」
をここに配布するものである!
さぁ!
私もさっそく待受画面に設定しますか?
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2010年2月 1日 (月)

第52回グラミー賞!

「王立新喜劇」
『続・コーポからほり303』の大阪公演が
昨晩とんでもない盛り上がりで終了した!

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私の中では最も信頼すべき身内である
Piperリーダー「喜劇王・川下大洋」
その自らのブログ
「川の下から」
(私が勝手につけたタイトルなので
 検索は不可能!)
にて実に素敵なレビュー記事を書いてくれた!
是非ともお読み下さいな!

「喜劇王・川下大洋」のブログにもあるように
昨晩の公演には
わざわざ東京から
「あたるちゃん」こと「中村中」ちゃんが来てくれた!

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「一週間待ってくれたら品川まで行くのに!」

と深く説明したのだが

「いや!
 新喜劇だもの!
 どうしても”なんばグランド花月”で見なきゃ!」

と言い張っての来阪だった!
実に正しい意見と行動だ!
「城之崎温泉」からお取り寄せしたかにを家で食べるのと
「城之崎温泉」の旅館でかにを食べるのとでは
行為と摂取物が同じでも
まったく違う話である!

最近はやたらと
テレビラジオや雑誌などのインタビューが多い私!
よく聞かれる質問は
「なぜ山形から東京に行かず
 大阪を目指したのですか?」
という物か
「なぜ今も大阪に住んでいるのですか?」
という物が多い!
答えは実に簡単だ!
カントリー歌手がニューヨークやロスに住む必要はない!
本場と言われるテネシーやテキサスに住むのが当然である!
フランス料理の修業をするのに
北京や四川に渡る馬鹿はいない!
オーロラを見るために
アフリカを目指す者がいたら誰か止めるべきだ!
日本で唯一
「生活の中の笑い」を最重要視する街「大阪」!
笑う事・笑わせる事を
「文化」として保有する街「大阪」!
生涯を通してコメディと向き合おうとする作家は
この「大阪」に住んでいる事が当然だ
と私は思っている!

私にとっては「地方公演」となる
東京は品川での「王立新喜劇」は
いよいよ今週末!
どれだけ本拠地・大阪の空気を運び込む事ができるか?
今からアイディアを練りつつも
わくわくひろいでいる!

はてさて「あたるちゃん」!
大阪までやって来たはいいものの
泊まる場所も用意していないと言う!
「ラック・システム」の東京公演で
大阪を離れていたカミさん
昨晩公演を終えてそのまま帰宅したので
ならば我が家へどうぞ!
という話になった!
さすがにカミさんのいない我が家へ
「あたるちゃん」を泊めるわけにはいかないではないか!

道頓堀「池乃めだか」氏行きつけのお店にて
「池乃めだか」氏抜きで朝の3時頃まで飲んだくれ
それではタクシーで我が家に向かおうという事になった!
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2人で乗っているはずのタクシーには
なぜか3人乗っていた!
なぜだ!
いかに「節制」をモットーとする吉本興業でも
ゲスト出演者にはちゃんとホテルを用意している!
ならばなぜ「エミリ先輩」こと「中山エミリ」が
我が家へ帰るタクシーに同乗しているのだ!

「うっわー!
 ここが噂の”LEVEL 4”っすねー?」

私の書斎で必要以上にはしゃぐ「エミリ先輩」!
気づけば「あたるちゃん」は
眠っているカミさんをまったく気遣う様子もなく
私の愛器である
「フラット・マンドリン」の「ペンおじさん」を
りろんりろんに奏でる!

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「うわー!
 虫っすねー!
 レスラーっすねー!
 ロケットっすねー!
 怪獣っすねー!」

「作家・後藤ひろひとの発電所」
と言われる書斎「LEVEL 4」で
『ガス人間第1号』な二人が大騒ぎ!
果ては過去の「王立劇場」
『The Worst of...』のDVDを見始め
ミュージカル・コント『駅メロ』に盛り上がり
時計を見れば朝の6時!
これはもう我が家に2人を泊めたも同然だった!

さて!
「あたるちゃん」も「エミリ先輩」も追い返して
本日は「グラミー賞」授賞式の生中継!
賞の中でも最も注目され
クライマックスとして授賞式の最後に発表される
「年間最優秀アルバム賞」!
その賞をなんと
先日『ひろぐ』にて紹介したカントリー歌手
「Taylor Swift(テイラー・スウィフト)」
のアルバム『Fearless』が受賞した!
私の薦めで
もしも彼女の『Fearless』を聴いてくれた人がいたならば
共にその喜びを分かち合おうではないか!

他にも「最優秀新人賞」を受賞した
「Zac Brown Band(ザック・ブラウン・バンド)」
「最優秀ブルーグラス賞」を受賞した
コメディアンの「Steve Martin(スティーブ・マーティン)」など
私が昨年何度も何度も聴いたアルバムが
しっかりと評価されたグラミー賞だった!

さて注目の「ポルカ・キング」こと
「Jimmy Sturr(ジミー・スター)」
今年からポルカ部門が廃止され
「最優秀トラディッショナル・フォーク賞」
にノミネートされていたが
案の定落選!
恐らく本日ポルカの火が消えた!
ノミネートされたアルバムのタイトルは
『Polka Cola(ポルカ・コーラ)』!
駄洒落の鈍さも天下一品だ!

そんな中で今年最も気になった受賞は
「Best Spoken Word Album」!
なんと邦訳される賞かはわからないが
これまで
バラク・オバマ
ジミー・カーター
ビル・クリントンといった
政治家も受賞している
演説や朗読などのレコーディングに対して
授与される賞だ!
今年その賞を受賞したのは
なんとあの
「マイケル・J・フォックス」!
おなじみ『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で
世界的に有名になったコメディアンだが
パーキンソン病をわずらい
次第に全身の機能を失い引退した事は有名である!
そんな彼の談話を収録したアルバム
『Always Looking Up(いつも見上げて)』
が本年度最高のSpoken Word Albumに選ばれたのだ!
なんかもうそのニュースだけで
私は胸がいっぱいになった!
いつの日にか「iPS細胞」による医学的処置で
『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART4』
が製作される事を
心から祈る私である!

2010年1月31日 (日)

遂に開幕「王立新喜劇」!

驚いた!
この不況と混乱の時代に
「なんばグランド花月」には
とんでもない数の立見が出るほど
お客さんが集まってくれた!
昨晩「王立劇場」
『続・コーポからほり303』
の幕が開いたのだ!

客席には「大将」こと「兵動大樹」君や
めでたいことに一昨日パパになったばかりの
「家電人ザボーガー」こと
「へびいちご高橋」君もいた!
せっかく今の時代に誕生した子供なのだから
娘さんの名前を
「アバター」にしろとアドバイスしたが
聞き入れてはもらえなかった!

”普段の演劇とは全く違う事をする遊び場”
として自らに用意した「王立劇場」!
吉本興業が所有する若手芸人専用ホール
「baseよしもと」
からスタートさせたこの企画は
今は無き関西演劇の殿堂
「扇町ミュージアムスクエア」や
寄席小屋「ワッハ上方」などを経て
「なんばグランド花月」へと辿り着いた!
なんとも不思議な出世コースだ!

一昨年の前回公演
『コーポからほり303』の際には
さすがに緊張したものだ!
なにしろそこは「なんばグランド花月」!
関西お笑い界の中心となるピンポイントに
私が司会者として立つのだから
緊張せずにはいられない!
上演する3つの短編エピソード以外にも
私が司会者としてぼそぼそ喋る部分に
ある程度の脚本を書いた!
スタッフさん達のために
”「それではご覧下さい」
 という挨拶があったら幕を上げる”
とか
”司会者が一礼して音楽スタート”
とか
当然あるべき「構成台本」を作成し
綿密な打ち合わせを行った上で上演した!

ところがだ!

2回目となる今回は
エピソード以外の脚本は何も用意していない!
「構成台本」以前の「構成表」すら配布していない!

「まぁ前の通りで!」
「はいはい!」

スタッフとの打ち合わせはそれで終わりだった!
出演してくれる俳優には
「稽古ではいつもの新喜劇のように
 ”あれこれありました!”
 と言って飛ばすのは許しません!」
ときつく念を押しておきながら
自分の部分のリハーサルになると
「えーっとここでは何を喋ろうかなぁ?
 ・・・うん!
 はいはい!
 本番までには何か考えまーす!」
と言って済ませてしまった!
そんな私は北陸地方で言う
「ずるこき」だ!

昨日の本番直前!
頭の中には何を喋るかすら浮かんでいないのに
私には何の緊張も生まれなかった!
最近は喋る仕事がやたら多いせいだろうか?
まぁ舞台に立てば何か出てくるだろう!
という謎の安心感が
私を自宅の風呂場ほどに落ち着かせた!

かくして気がつけば舞台の上!
好きなだけぼそぼそ喋り
「パントマイム」で無駄な拍手をいただき
ずいぶんと遊ばせていただいた!
ほらね!
やっぱり舞台に立てば何か出て来たよ!

「熱心な稽古」を積み重ねた本編も
会場が揺れるような爆笑で讃えていただいた!

舞台から客席を眺めて改めて思う!
人が笑っている姿というのは
なんと美しいのだろう!
数々の画家が人間の美しさを表そうとして
女性のヌードを描いた!
多くの写真家が人間の美しさを表そうと
勤勉に働く姿をフィルムに焼き付けた!
しかし私が人間に最も美を感じるのは
「面白い物を見て笑っている姿」だ!
その美しい人間を見るために
私は日々作家として活動しているのだ!

今夜も何を喋るかまったく頭にないままに
幸せな場所に立ち
美しい人々に会う!
昨日が初日で
本日が楽日!
されど終われば品川が待っている!
わくわくで心をいっぱいにして
書斎「LEVEL 4」「昆虫温室」を覗くと
大好きな昆虫
「パプアキンイロクワガタ」が
羽化してもぞもぞ這いだして来た!
メス2匹のうち一匹は「ブルー」!
この「ブルー」の子にこそ
「アバター」と名付けよう!
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なお『続・コーポからほり303』をご覧になった
ご感想やご意見などなどで遊んでいただくために
Piperホームページ掲示板には
「『続・コーポからほり303』ネタバレ掲示板」
を緊急設置させていただいた!
私も必ず目を通すので
是非とも多数の書き込みを!

2010年1月29日 (金)

「浜村さんに会いに行く」

またしても長い一日になりそうだ!

明日から公演が始まる「王立新喜劇」
本日はいつものような
「朝10時からの稽古」
という馬鹿げたスケジュールではなかった!
しかしながら
その宣伝活動のために
MBSラジオの
『ありがとう浜村淳です』
に出演だと言う!
30年以上続いているこの人気番組は
早朝8時のスタート!
ひろぐ「最新情報」にも記載されている通り
私の出番は9:30!
「朝10時からの稽古」など
のんびりなもんである!

かくして対面した「浜村淳」氏!
初対面ではないが話をした事もない!
その説明は昨年2月19日付けの『ひろぐ』
「浜村に会釈する」
で成されている!

出演時間は10分程度の短いものだったが
私はこれまで大変失礼な事をしたと反省した!
名司会者としても名高い「浜村淳」氏は
同時に映画評論家でもある!
私はこれまで
いくつもの番組や雑誌・新聞などで
「王立新喜劇」に関し
その内容を尋ねられ
「私なりの複雑な構成を持つコメディ脚本を
 吉本新喜劇のメンバーで上演する企画」
などとまどろっこしく説明して来た!
しかし!
「浜村淳」氏にそんな説明は必要なかった!

「これはね!
 吉本新喜劇版『アイ・ラブ・ルーシー』
 なんですよ!」

「はいはいなるほど!」

私が「王立新喜劇」でやりたかった事は
まさにその一言だった!
しかしながらこれまで誰にも
その説明で理解してもらえた事はなかった!

1951年から1957年に放映された
アメリカのホーム・コメディ・ドラマ
『アイ・ラブ・ルーシー(I Love Lucy)』!
芸能界好きで目立ちたがり屋のルーシーと
その夫でクラブ経営者にしてバンドリーダーのリッキー!
夫婦が毎週巻き起こすパニックは
実にたくみに構成された脚本で
まさに私が目指すところであり
最近の私にとって
もっとも居心地のいい場所なのである!
『アイ・ラブ・ルーシー』は
設定を変え
『ルーシー・ショー』や
『陽気なルーシー』といったタイトルで
シリーズを続行!
実に23年間に渡り全米を笑わせ続けた!

家であまり笑わなかった私の父親だったが
この「ルーシー」の暴れっぷりに
「リッキー」が振り回される様を見ると
テレビに向かって子供のように笑った!
私はそんな父親の姿が大好きだった!
同じく無口だった子供時代の私だったが
いつの日にか
これぐらい父親を笑わせてみたい!
と思っていた!
AGAPE STOREにて「松尾貴史」主演で
『Big Biz』を書いた動機の一つは
他ならない「父親を笑わせるため」だった!
こんな風に書くと
父親がとうの昔に死んでしまったように思われるが
とんでもない!
今ではものすごく笑う父親になり
『続・コーポからほり303』の公演を
誰よりも楽しみにしてくれている!

そんな『アイ・ラブ・ルーシー』で
主人公の主婦「ルーシー」を演じたのは
私生活でもまさに「ルーシー」と呼ばれる名コメディエンヌ
「ルシル・ボール(Lucille Ball)」!
子供の頃の私が最もカミさんにしたかった女優である!
1989年に亡くなった彼女だが
本日お会いした「浜村淳」氏はなんと!
アメリカで彼女に会い
話もしたと言う!
なんと貴重な人か!
そんな人には出会ったためしがない!

「イングリット・バーグマンも
 スウェーデンの”王立”演劇学校出身なんですよ!」

私の「王立劇場」にからめて
そんな話をしてくれた!

「そのおひげでコメディと言えば
 なんともグルーチョ・マルクスを連想させますね!」

「マルクス兄弟」の3男「グルーチョ」は
コメディアンとして舞台に立つ際の
私の原点となる人である!

私はもっともっとこの「浜村淳」さんと
お話ししたいと感じた!
舞台の話など一切しない!
いつまででも映画の話をしたい!
コメディがどう移り変わって現代に至ったか?
今のコメディアンは何をしなければいけないのか?
そんな話を山ほどしてみたいと感じた!

「実は試写会に行くたびに
 浜村さんをお見かけして
 そのたびに会釈させていただいていたんですよ!」

「それはそれは失礼をばいたしました!
 これからはちゃんとご挨拶させていただきます!」

「いえいえこちらこそ!」

私はこれから試写会に行く事を
「浜村に会釈する」
とは呼ばない!
「浜村さんに会いに行く」
に変更させていただこうと思う!

番組に出演した事をすぐに
「王立新喜劇」の出演者である
「安尾信乃助」先生にメールで知らせると

「”王立新喜劇”のストーリーを
 最初から最後まで
 話されてしまったりはしてませんか?」

と返事が来た!
「浜村淳」さんと言えば
映画解説の際に
うっかりラストシーンまでを話し切ってしまう人!
しかしながら
複雑極まりない「王立新喜劇」のストーリーを
もしも最初から最後まで話し切る事ができたなら
その時はもう
「浜村さん」
ではなく
「浜村様」
と呼ぶつもりである!

帰りにちょいとCDショップに寄ったのだが
最近の輸入CDの値段はどうなっているのだ?
$1が90円の昨今!
アメリカでは$15ほどで売られているCDに
どういう手間賃があって
2500円とか3800円とかいう値段を
付けられるのだ?
その円高差益はいったいどこに消えているのだ?
欲しいCDはいっぱいあったが
やはりいつも通りネットで
アメリカから直接買う事にする!

とは言いながらも
カントリー歌手は
アメリカ最大手のスーパー・マーケット
「ウォルマート」と提携する事が多く
「ウォルマート限定」のCDやDVDを発売する事が多い!
この「ウォルマート」のネット通販は
アメリカ国内のみなので
日本からは買う事ができない!
なので私はアメリカに行くと
真っ先に「ウォルマート」を目指してしまう!
そんな「ウォルマート限定」商品に
日本国内で出会うと
ついつい買ってしまう!
文句を言いながらも1万円近く使ってしまった!
ガース・ブルックス(Garth Brooks)」の
5枚組缶入りDVDボックスと
シュガーランド(Sugarland)」の
CD&DVDがセットになったライブ盤!

さーて!
今日はいよいよ
「エミリ先輩」こと「中山エミリ」
「笑笑娘」こと「水野真紀」嬢
「デンジャラスK」こと「川田利明」選手
全ゲスト出演者が揃っての
最終リハーサル!
自分が司会者で出演する事を
すっかり忘れていた私は
そろそろ何を喋るか考えておかねばならない!

最近多忙な私がものすごく愛聴している
「Sugarland」のお気楽ソング
『It Happens』!
この歌は実に『ひろぐ』に近い人生観を語っている!
私得意の七五調スタイルで翻訳してみた!

『It Happens / Sugarland』

目覚まし時計を聞き逃し
叫ぶ電話に起こされて
おなじみ上司の怒鳴り声を聞く

1時間ほど遅れます
コーヒー、シャワーはあきらめます
歩いて気づくは左右の違う靴

あわれな私!
どうして私?
聞いても退屈どうでもいい話
こんな私の人生にうまい説明などはなし

わけも理由もございません
複雑な事情もございません
考え過ぎても仕方がないので
笑う事にいたします
思った通りにゃ生きれません
考えたとこでわかりません
どうにも避けられない事は
起こってしまうもんなんです

2010年1月28日 (木)

「デンジャラスK」の破壊力!

困ったものだ!
あんなに笑っていては稽古にならない!
しかしながら
「王立新喜劇」
『続・コーポからほり303』の稽古は
観客を笑わせるプロ達が
観客を笑わせるためだけに行っている物だ!
そこで関係者が笑わないはずがない!

一昨日からスタートしたというのに
「デンジャラスK」こと「川田利明」選手は
次第に稽古場の空気を掴み
実にリラックスして台詞に挑み始めた!
逆に皆様ご期待のプロレス・シーンとなると
新喜劇メンバーが緊張の面持ちで
「デンジャラスK」の指導を受ける!

「あたしめっちゃプロレス好きやったんですよ!」

主役を演じる「やんやん」こと「未知やすえ」嬢は
「デンジャラスK」が闘うシーンになると
興奮した状態で演出席の隣にやって来て
熱心に観戦しながら
プロレス・ファンだった事を激白!

「『スカイ・ハイ』のレコード買いましたもん!
 しかもジャケットがミル・マスカラスになる前!」

プロレス・ファンにして映画ファンという人には
何の説明もいらないかもしれないが
ここはひとつ
「やんやん」が何を言っているのかを説明しよう!

そもそも1976年のアクション映画
『スカイ・ハイ』のテーマ曲だった
「ジグソー」の名曲『スカイ・ハイ』!
2代目「ジェームズ・ボンド」
「ジョージ・レイゼンビー」を悪役に
私が好きで好きでやまない
名優「ジミー・ウォング」が大活躍する
痛快カンフー映画だ!
「デンジャラスK」を生んだ全日本プロレスが
メキシコから来日した伝説の覆面レスラー
「ミル・マスカラス」
の入場時にこの『スカイ・ハイ』を流した事は
後のプロレス界に
「レスラー入場テーマ」
という概念をもたらした!
そう!
それまではアメリカでも日本でも
選手の入場に決まった音楽が流れる
という風習はなかったのだ!
もしかしたらこの『スカイ・ハイ』は
「世界最古のプロレス入場テーマ」
なのかもしれない!
「ミル・マスカラス」の人気と共に
『スカイ・ハイ』は
「かっこいい曲」
の代名詞として知られるようになり
やがて誰もが「ジミー・ウォング」の映画を忘れた!
そしていつしか
シングル盤のレコード・ジャケットまでもが
映画のワン・シーンから
「ミル・マスカラス」が
フライング・クロス・チョップをしている姿に変わった!
「やんやん」が言っていたのは
そういう事だったのである!

「やんやん」が購入した時期のジャケット
Soundtrack

「ミル・マスカラス」人気絶頂期のジャケット
Mascaras

私はどれほど悲しい事があっても
どれほど疲れている時でも
この『スカイ・ハイ』が流れると
全てを忘れて元気な自分を取り戻す事ができる!
何度聴いても素敵な歌だ!
この歌には「ひろぎの原点」がある!
いずれ”孤高のデュエット歌手”
「後藤ふたひと」氏にでも歌ってもらおう!

「そこは必殺技の”ストレッチ・プラム”を
 出してもらえませんか?」

演出家というのはいい職業だ!
演出席からたった一言そんな事を言えば
名レスラー「川田利明」選手の必殺技を
いつでもどこでも見る事ができる!

「え?
 なんですか?
 ストレッチ・プラムてなんですか?
 どういう技ですか?
 かけられる側にはその説明はないんですか?
 ちょっと?
 ストレッチ・プラムはなんですか?」

本編中に誰が「ストレッチ・プラム」をかけられるのかなど
ここでは問題ではない!
とにかく私は目の前で「ストレッチ・プラム」が
見てみたいだけだ!

「あの技だと相手の顔が見えなくなりますけどいいんですか?」

なんとまぁ
舞台のルールをよくわかっている「デンジャラスK」!
いえいえ!
その進言はお気持ちだけ充分です!
役者の顔など見えなくてもいいのです!
私が「ストレッチ・プラム」を
一番いい位置で見られたら
それでいいのです!

私の「はいそこでどうぞ!」という声で
見事に役者に決まる「ストレッチ・プラム」!
かけられる役者以外は大笑いである!
そして私は大興奮である!

やがて
ふとした事で思いついた私のアイディアで
衝撃のラストシーン演出が生まれた!
「デンジャラスK」のあるまじき暴挙を見て
私は遂に椅子から落ちた!
座っている事すらできないほど笑った!
5分ほど休憩しなければ
稽古に戻る事ができないほど爆笑した!

今回上演を予定している3本の短編エピソード!
それぞれバラバラに稽古しているので
まだ3本を並べた事がない!
「最高のつかみ」と呼ばれる自信がある
実に高度な大馬鹿トリック作品
『第4話 ふえるエミリちゃん』
演出家を椅子から落とす爆笑破壊力を持つ
『第5話 勝負の相手はデンジャラスK』!
そして過去の全エピソードを合わせても
シリーズ中もっとも高い完成度を誇る
心ほっこりコメディの傑作
『第6話 嫁さんは水野真紀』
それら3つが並んだ時
私は「なにわのコメディ作家」として
新たな地位を手に入れるに違いない!

そんなわけで
「デンジャラスK」と名優「池乃めだか」氏の
仲良く並んでのツーショット写真!
仕方あるまい!
どうしてもこういう配置になってしまう!
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2010年1月27日 (水)

長い一日と今年の干支

「川ちゃん」こと「ガレッジセール川田」君と二人で
Piper新作『The Left Stuff』宣伝のため
「キャイーン」の天野君が司会を務める
『プレミアの巣窟』なる番組に出演!
楽しくお喋りして
収録が終わったのは22:00!
場所は新宿スタジオアルタだったので
周囲に飲み屋はいっぱいある!
私は「川ちゃん」を誘って飲みに行く事にした!
彼と飲むのは初めてだ!
二人でじっくり話をしてみよう!

しかし!
私の東京出張を聞きつけたのは
「あたるちゃん」こと「中村中」ちゃん!
「ねぇねぇどこに行く?」
と張り切りメールが届いた!

「アントニオ猪木酒場」を指定したのは
私ではなく「あたるちゃん」だった!
そんな所でいいだろうか?
と「川ちゃん」に尋ねると
行った事がないので行ってみたいと言う!
私が新宿で最もひろぐスポット「猪木酒場」!
もちろん断る理由はない!
「アントニオ猪木酒場」というのは
その名の通り「アントニオ猪木」をテーマとした
ご機嫌な居酒屋だ!
壁には数々のポスターやパネル!
モニターでは名勝負が流れ
BGMはずーっと『炎のファイター』!
サラダなどの「ダ」で終わる物を注文すると
店員が現れ
「1!2!3!サラダーッ!」
とやってくれる!
頼んだ我々はもちろん
周囲のプロレス好きな客達も
みんなで「ダーッ!」と叫ぶ!
私は「ダーツ」ができるお洒落なバーよりも
「ダーッ」ができるこの店の方が
ずいぶん居心地がいい!

「川ちゃん」と二人で
そんな雰囲気を「いのいで」いると
「あたるちゃん」が現れる前に
意外な男が現れた!
「萎える闘魂」!
そう!
「とおるさん」こと
「リットン調査団・水野透」さんだ!
「あたるちゃん」から知らせを受けて
飲む気満々でやって来た!

やがて「あたるちゃん」が現れ大暴れ!
そうこうしていると
「鈴木”杏サリバン”」が現れた!
髪を短くした「杏サリバン」
またしても私を最もどきどきさせる
「最低限メイクのメガネっ子」で現れ
私のハートをきゅんきゅんひろがせた!

後藤ひろひとと川田広樹と
水野透と中村中と鈴木杏!
なんとも不思議なメンバーだ!
「49歳なのにいじめても良心が咎めない」
という事で名高い「とおるさん」を
みんなでさんざんいじめて時刻は午前3時!
5人は閉店時間で追い出された!
店を出る前になにしろこの写真を撮る!
以前も同じ写真を撮影したが
縁起物なので毎回撮らなければいけない!
2010年のスタートだ!
昨年撮影した写真は神社で焼こう!

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翌朝は再び「川ちゃん」に会うべく品川へ!
14年間で7本しか公演を打っていない
演劇界一呑気な集団「Piper」が
新作『The Left Stuff』の記者会見を行うという!
会場は「ステラボール」!
会場の命名は「松任谷由実」さんで
スタンディングならば2000人ほどを収容する
巨大なコンサート・ホールだ!
なんと大馬鹿な企画だろう!
座席数400に満たない本多劇場で行う公演を
2000人収容のホールで記者会見!
あたかも東京ドームを借り切って
DSの「マリオカート通信対戦」をするような
この暴挙極まる行為!
いいだろう!
それでこそPiperだ!

「本日は沢山のご来場ありがとうございます!
 これも一重に”相武紗季”ちゃんのおかげです!」
(俳優・山内圭哉談)

なぜか私の仕切りで行われた記者会見の模様は
さっそくネット・ニュースやスポーツ紙!
さらにはワイドショーなどで
「相武紗季」ちゃんのとこだけをくり抜いて
報じられている!
最近では我々に内緒で「R-1」に応募し
一回戦敗退という偉業を成し遂げた我らがリーダー
「喜劇王・川下大洋」
張り切りコメントなどは
どこにも見る事はできない!

久しぶりに集合したPiper5人で
記念撮影などしてみた!
「喜劇王・川下大洋」は
張り切りが空廻るあまりにか
カピバラやヌートリアなどを含む
「齧歯類(げっしるい)」の顔になった!
なんだか面白かったので
私も「齧歯類」の顔をしてみた写真は
「川下大洋」のブログ
「麦チョコ人間日記」
(私が勝手に名付けたブログ名なので
 このタイトルでは検索できません!)
に掲載されている!

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『オールナイトニッポン』以上に喋り続けた
記者会見及び数々の取材を終えて
私は新幹線に飛び乗った!
富士山通過時には既に闇に包まれていたため
『新幹線の車窓から』は閉じる!
私が目指したのはNGK「なんばグランド花月」
3ヶ月先の宣伝をしている場合ではない!
もう4日もすれば「王立新喜劇」の本番なのだ!
「エミリ先輩」こと「中山エミリ」ちゃん!
「きれいなお姉さん」こと「水野真紀」嬢!
彼女らとの稽古が終了したからには
いよいよ「デンジャラスK」こと
「川田利明」選手との稽古が開始される!

昨日初めて出演者に配布した脚本
『第5話 勝負の相手はデンジャラスK』
はまたしても大好評!
普段の新喜劇であれば
ぼそぼそとつぶやくように
「初読み」が行われるのだが
「王立新喜劇」に関してはそれがない!
みんなでぎゃはぎゃは笑いながら初見朗読が成された!
続いて立ち稽古に入ってみると
私がもくろむ意図が更に深く俳優に伝わり
面白さがもりもり見えて来る!
「川田利明」選手が準備運動を始めるだけで
キャストもスタッフも大笑いである!

「どっか飲みに行きますか?」
「大阪よくわかんないんすけどどっかありますか?」

私と「川田利明」選手!
それに「由美ねぇ」こと「末成由美」嬢と
「たずねびと」こと「安尾信乃助」先生!
更には代役で稽古に参加してくれた新喜劇若手チーム
「服部英子」ちゃん!
「ゴリラまりこ」(本当は森田まりこ)!
「金原早苗」(Royal Plant出身!)!
「宮崎高章」
(12年前に私が結成した東京後藤ひろひと劇団
 ”シリアス・ケース”出身)!
らと共に道頓堀のお好み焼き屋へ!

「三沢光晴」選手や
「スタン・ハンセン」選手などの話を
「川田利明」選手と交わしている自分!
今宵もなんと不思議な宴か!
昨日も「川田」!
今宵も「川田」!
やたらと「水野」に縁があった昨年!
今年の干支はどうやら「川田」である!

「ウーイェイよしたか」
「水野久美」様以来
私のことを「監督」と呼ぶ「川田利明」選手!

「監督はやめて下さいよ!」
「んじゃなんて呼んだらいいんすか?」
「”大王”って呼んでもらったら機嫌がいいです!」
「呼べるかなぁ!」

ベッドに入る前にメールをチェックしてみた!
「川田利明」選手からのメールがあった!

「大王おつかれ様でした!
 おやすみなさい!」

ベッドに入るとカミさん
マッサージをしてくれると言う!
めっそうもない!
と断るが
好意を無にするな!
と叱られたので腹ばいになった!

そこで昨日の記憶は途切れた!

毎日が長い!
経験した事のない出来事に包まれているせいだ!
大人の一日よりも
子供の一日が長く感じられる理由は
「新しい体験」のおかげだと言う!
理屈は合っているが
言葉は誤っている!
なにしろ大人になった私の一日は
どう考えても
子供の頃より長いのだ!
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2010年1月26日 (火)

新幹線のひろぎ方

昨日は「王立新喜劇」の稽古がお休み!
一日会えなくなると寂しくなる出演者達!
一日行かないと恋しくなる稽古場!
そうそうこれでいい!
これこそ私が理想とする職場である!

昨日の私は日課となった難波への道のりを歩まず
新大阪へと向かい
新幹線に乗って東京を目指した!
『続・コーポからほり303号』
を目前に控えながらも
4月から上演されるPiper新作
『The Left Stuff』の宣伝活動!
「川ちゃん」こと「ガレッジセール川田」君と
とあるテレビ番組に出演すべく
新宿ALTAのスタジオ入りだ!

先日の『オールナイトニッポン』にしても
その数日前に放映された
「陣内智則」君と「ケンドーコバヤシ」君による
関西ローカル番組『週刊プラチケ』にしても
「そんなのに大王が出るなんて聞いてない!」
という苦情のメールが多い!
しかしながらこの『ひろぐ』を含む
私のホームページでは
そのトップページ
「最新情報」という欄が設けられている!
そこをクリックしてもらえば
それらの情報はちゃんと告知されているのだ!
なんだか最近はやたらとテレビやラジオの出演が多いので
もしも事前に放送を知りたいとおっしゃる方は
是非とも私の「最新情報」をチェックしていただきたい!

はてさて!
東京を訪れるのは今月4回目!
多い時では5回以上も
大阪・東京間を移動する事がある私だ!
以前は片道に3時間かかったものだが
最近では車両が進化し
2時間半で移動できる!
しかしだ!
例え片道2時間半に短縮されたとしても
往復すれば5時間だ!
一ヶ月に5回往復すれば
なんとその合計は25時間!
1ヶ月31日のうち
1日以上を新幹線車内で過ごしている事になる!

新幹線に乗ると必ず眠る人がいる!
私はそんな人がうらやましくてならない!
私は「おふとんでしか眠る事ができない人」なのだ!
なので私にとっての大きな課題は
月に1日以上を過ごす新幹線車内で
いかにひろぐ事ができるか?
である!

大好きなカントリーやパブロックを聴いたり
科学雑誌を読んだり
ゲームをしたり
DVDを見たり!
様々なひろぎを満喫するも
心の中では
「なにか新しい”ひろぎ”はないものか?」
と模索する!

以前「大将」こと「兵動大樹」君と二人で
「岐阜羽島駅の存在意義」
についてあれこれと論じ合った事がある!
突然にして山間部の車窓に現れる「岐阜羽島」!
乗る人も降りる人もいない新幹線駅「岐阜羽島」!
駅前なのに街がない「岐阜羽島」!
一体「岐阜羽島」は何のために作られた駅なのだ?
「軍の秘密施設がある!」
「皇室用の秘密交通機関がある!」
二人の間に様々な憶測が飛び交い
様々な陰謀説が生まれた!

「不慮の死を遂げたとされるハリウッド俳優が
 エージェントとの契約上
 実はすべて岐阜羽島に幽閉され生活している!」

エルヴィス・プレスリーもマリリン・モンローも
ジェームズ・ディーンもジョン・ベルーシも
実はみんな「岐阜羽島」で生きている!
現在ではヒース・レジャーが入居待ちだそうだ!

そんな事を話していると
「大将」から素晴らしい事を聞かされた!

「僕はねぇ!
 ”岐阜羽島駅”を通過する瞬間に
 息を止めるんですわ!」

非常に興味ある意見だ!
なにゆえそんな事をするのか?
それほど「岐阜羽島」が嫌いなのか?
私はその理由を問うてみた!

「どっかで息が切れるでしょ?
 ぶはーってなるでしょ?
 そしたらね!
 ”岐阜羽島”からそこまでの土地が
 自分の物になるんです!」

なんと!
驚くべき「国盗りゲーム」の発想!
さすがに「大将」と呼ばれる男の遊びは違う!
「岐阜羽島」にそんな利用法があったのか!
私もさっそく挑んでみた!
ヘビースモーカーで肺が弱っている割には
ずいぶん多くの土地を手に入れたと思う!
「あいつも大物になったな!」
と同級生から褒めてもらえそうなぐらいは
充分に岐阜県の土地を手に入れた!
しかしこれが海女さんだったら
恐らく上り線なら愛知県まで!
下り線なら滋賀県まで手に入れるのだろう!
一度挑む姿を見てみたいものだ!

最近は必ずある素敵な本を持って新幹線に乗る!
『新幹線の車窓から』
たいそう「石丸謙二郎」なタイトルの本だ!
この本には
東海道新幹線の大阪・東京間で
窓の外に見える「ん?」と思う物が
全て解説されている!
海女さんならば手に入れられるであろう
「SANYOソーラーアーク」はもちろん
掛川の田園に突如現れる恐竜「アパトサウルス」など
「あれが一体何なのか知りたいが
 こんな所で降車するのはいやだ!」
という物を写真入りで説明してくれる!
何度も目に入る看板「727」とはなんぞや?
「ローズテクニー」とは一体どういう商品か?
最近の私は『新幹線の車窓』からを手に
実際の車窓と見比べながら
へらへらひろいでいるのである!

そんな私は名古屋駅に着くと
名古屋にいる友人に必ずこうメールする!

「今日もUFOには愛がありますね!」

名古屋の地表に暮らす人達は
それが何だか知らないと言う!

大阪・東京間の出張が多いお父さんや彼氏には
是非とも『新幹線の車窓から』を贈っていただきたい!

2010年1月25日 (月)

コメディは6割までしか完成させてはいけない!

そもそも「よしもと新喜劇」の稽古というものは
3時間ほどで作品1本を作りあげてしまう!
月曜日の夜中に3時間ほど稽古をして
その翌日から翌週の月曜日まで
合計20回以上のステージをこなす!
(そのうち土曜日がテレビの収録となる!)

私が作・演出・プロデュースする
「王立新喜劇」では
決してそうはいかない!
公演場所はいつも新喜劇を上演している
「なんばグランド花月」
セットもいつもの新喜劇同様
ぺらぺらの「書き割り」と呼ばれる物!
照明変化もなく
お互いを「池乃さん」「花子ちゃん」と
芸名で呼び合う事まで
通常の新喜劇と同様である!
しかしながら脚本は間違いなく
「後藤ひろひと」が書いた物だ!
「松尾貴史」と5年間に渡って遊んだ
一攫千金コメディ「Biz シリーズ」
(『Big Biz』
 『Bigger Biz』
 『Biggest Biz』)
のような
”一言セリフを間違えば台無し”
となる複雑さ!
Piperで3本に渡って大ばかを楽しませてもらった
「バカ家族お屋敷シリーズ」
『Spooky House』
 『ひーはー』
 『ベントラー・ベントラー・ベントラー』
のような
ほんの数秒でも登場の瞬間を間違えたら
面白さが消えてしまう世界!
それらの手法を駆使した台本で
「よしもと新喜劇」を作り上げようと言うのだから
3時間稽古して終わりというわけにはいかない!

普段は渡された台本を一読しただけで
即座に舞台に上がる事のできる新喜劇メンバーも
「後藤ひろひと方式」の脚本は
なかなか手放さない!
真剣に見入り
丁寧に口に出してくれる!
新喜劇の稽古に特有の
「はいここであれこれありました!」
という省略をしない!
言いなれたギャグでも本気で何度も発してくれる!
いつもの稽古ならば
心などまったく込めずに
字面だけを音読し
「あとは本番で!」
と言ってしまうのだが
そんな事は決してしない!
しっかりと本番用の大きな声を出し
大きな動作でもって
全力で挑んでくれる!
私が書いた脚本を一文字も変えずに上演しようと
努力してくれるものだから
私には誤字・脱字すらも許されない!

なのに稽古場の笑いは絶えない!
キャストもスタッフも
演技を見てはみんなで大笑いしている!
何度やっても
演じる側までが笑うほど面白い
そんな作品が日に日に完成している!
素晴らしい現場だ!
これ以上理想的なコメディを作る過程はなかろう!

ではそんな昨日の稽古場を覗いてみよう!

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そもそもなぜ稽古場にパチンコ台が2台あるのか?
私は知らない!
もちろんどれだけ出玉があっても
「たけのこの里」も何も
もらえはしない!
しかし一度始めてしまうと
大当たりが出るまで誰もやめようとはしない!
稽古場に終始鳴り響く
美空ひばりの歌声と
矢吹ジョーに起立をうながす丹下段平の叫び声!
女優「水野真紀」の横顔は真剣そのものである!
公演まであと1週間という緊張を胸に
パチンコ台を見つめるこの夫婦の集中も
極限までに高まる!

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キュートな微笑みで
周囲をほっこりさせてくれる
「ちっさいおっさん」こと
「池乃めだか」氏!
しかしこうなればもう
ただの親父である!
しかも稽古途中に新喜劇の出番があるため
着ている物は板前の衣装だ!
今にも板長が現れ
「仕事中になにしてるんだ!」
とドヤされないか不安になるのだが
実際は稽古中に作・演出家の前にいるだけなので
それほど怯える必要もない!

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「挙げ句」というのは
短歌や連歌などの
最後の「七・七」の部分であり
物事が「末に成る」事を表現するのに用いられる言葉だ!
なるほど!
「挙げ句」にパチンコ台の前で眠り始めた
「由美ねぇ」こと「末成由美」女史!
恐らく彼女の先祖はこういう事をして
「末を成した」ために
この名字を名乗る事になったのだろう!

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私には私だけが従う哲学
「ひろソフィー」
がある!
「ひろソフィー」にはコメディに関する
こんな一節がある!

「コメディ作品は稽古の過程で
 6割までしか完成させてはいけない!」

時たま10割仕上げようとする作・演出家がいる!
上演してみると
案の定ちっとも面白くない!
それはそうだ!
面白いはずがない!
なぜならそこまで仕上げた物は
お客さんの笑い声が挟まる余地を持たないからだ!
10割仕上げたコメディならば
舞台でやらずに
映像に撮って公開するべきだ!

9割仕上げたコメディは実に簡単に崩れる!
お客さんが笑った事で役者があわててしまい
テンポを見失うのだ!
お客さんが笑う事で方向を誤る作品など
既にコメディではない!

8割仕上げた物は不幸だ!
ほんの一工夫すれば!
セリフの強弱やテンポを
ほんの少し変えれば
お客さんは大喜びするはずなのに
「稽古ではこうしていたのだから!」
と意地を貫いてしまう!
そこにコメディアンがいて
そこに観客がいる!
やるべき事は一つなのに
中途半端な決め事が全てを台無しにする!

7割仕上げた物は最高だ!
残りの3割はお客さんから教わる事だ!
お客さんが望む物を
その場で感じながら自在に生み出し
舞台と客席は一体となる!
7割ほど理想的な数字はない!

しかしコメディを7割仕上げるには
稽古場で遊んではいられない!
脚本を元に色々な実験をして
色々な手法を探って
微妙なさじ加減で稽古を止めなければいけない!

やだ!
そんな面倒な職場に私はいたくない!
私は楽しまなければいけない!
いつどんな時にも
私は楽しくなければいけない!
あまりに稽古が始まらないので
心配になったプロデューサーが
「そろそろ稽古してみては?」
と進言して来た時!
それが6割だ!
それこそがコメディを作り出す上で
私にもっとも適した割合なのだ!

プロデューサーに叱られたので
やっとみんなでパチンコをやめた!
「未知やすえ」嬢が
「CRあしたのジョー」で
6回も当てた!
ウルフ金串もハリマオも
力石徹もカーロス・リベラも
みんなKOした!
かたわらには『ウェルかめ』の脚本が置かれていた!

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